Jan 16, 2006
マリア様がみてる 未来の白地図
「冬コミからずっとイタいエントリーが続いているので、そろそろ真面目なレビューで軌道修正しようと思うのですが」
「タイムリーさを欠くこと甚だしいですが、まあいいでしょう」
「と言いつつ、読み終えたのは冬コミの行列中だったわけですけどね」
「はしたないですね」
「テンパったアタマで読んだのであまりえらそうなことは言えませんが、まず、この表紙とサブタイトルは」
「はいはい、ネタバレネタバレ」
「なんていうか、瞳子をはじめとする登場人物に含みを持たせ続けているだけで、話が進まないのがもうさすがに・・・」
「聖の代やロサ・カニーナなんかとは違って、キャラクターの魅力だけでは物語を動かしづらくなったのかも・・・」
「で、その登場人物が増えている上、本作では可南子のキャラクターが変わったり、蔦子にきちんとした出番があったりしたからか、全体として散漫な印象があるんですよね」
「柏木がいい人だったり奥が深かったりといった描写も、そろそろやりすぎというのもありますね」
「ラストの祐巳が祥子にすがるシーンとか、祥子と令のこれからと友情を描いた『薔薇のダイアローグ』はひびき玲音さんのイラストを含めて上々なんですけどね・・・」
「まあ、独特の世界そのものがこの作品の魅力なわけだし、ましてこの新刊はひとつの話の前編という感じがするし、続刊に期待しましょうよ」
「祐巳のしおりももらえたし、多少の不満は珍譜堂の志摩子さんハァハァな同人誌で解消していることですしね。あ、来週末のサンクリでは聖メインの新刊が出るようですよ!」
「だから話をいちいちそっちへ持っていくのはやめなさいって」
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