Nov 10, 2005
桜場コハル「みなみけ」
話作りの上で性差を意識しすぎた嫌いのある「今日の5の2」に比べて、「小学生・中学生・高校生を取りそろえた」ことによりキャラクターやストーリーに拡がりが出た結果、セリフの妙や特異な空気がより冴えているのが本作品。
この手のマンガでありながら掲載誌がヤングマガジンであることや、やはり「あずまんが大王」を連想してしまうテイストについて一家言ある方もいるでしょうけれど、巧妙さを増したその手口は三姉妹に萌えている暇もないくらいの面白さ。
色眼鏡で見たりせずに、素直に楽しんだ方がトクであることは間違いないでしょう。
そしてこの第二巻は、なんと言ってもハルカの「全身をゆるめていくようなありえない制服の脱ぎ方」だけでも買う価値があるというもの。
登場人物の区別がつきづらいという問題も、繰り返し読むことにより克服してこそ漢。
まあ私の場合、ハルカの友人とチアキの友人を混同するという、オタクにあるまじき体たらくだったわけですがね・・・
ところで、発売初日で完売する店が続出した限定版。
発売翌日に発見して、「これはもうアレだな。限定版を買おう」と値段を見ずにレジへ持っていったところ、「2,999円です」と言われて「あい?」となった私。
いつもながらのオタクの業、まあいいやと思いはしたものの、出荷数がおそらく少なかったのはその値段ゆえか・・・と納得したり、「桜場コハルPACK」に2,460円の価値が見いだせるかと言えば・・・といったカンジは否めないよなあ、と。
などとブツブツ言いながら、PCの壁紙はのんびりしているハルカさんにしましたけどね!