Nov 25, 2005
七瀬あゆむ「パチスロバカップル」
自分がネグラにしていた店には獣王やサラ金で立ち回っている男前な女の子がいたものの、ミツルのような美人が打ちに来るわけがなく、仮に隣りに座ったところで不二子の青7ビタ押しの成功率が7割というヘタレであれば、「お嬢さん、ボクが押してあげましょう (´ー`)y-~~ 」と声をかけたりするわけもなかったわけですが。
だから竜ヶ崎夏彦はある意味幸運なのではと思ったりするわけですが、それにしても新キャラまでが妄想癖炸裂、この第三巻でも相変わらずミツルがあんなことやこんなことをするシーンばかりというのは、ある種の潔さが感じられるというもの。
勝負ネタが多くなってストーリーのバリエーションが増えはしたものの、パチスロマンガ界の「ふたりエッチ」状態から脱却する気配は依然としてなく、とりあえず成人指定にした方が話は早いだろう、と。
孤高の人であった武藤さえも狂わせる魔力、ていうかあの激ヤバ!な乳がいけないのでしょうがそれはそれとして、例えば「タケトの父親は古書店主で売れない作家」といった設定がいろいろあるのだから、いいかげん話を膨らませようよ・・・と思わずにはいられないところ。
また、タマキたんハァハァなシーンがナースコスプレくらいしか・・・ (´・ω・`) といった個人的な意見はともかくとしても、七瀬あゆむらしさが楽しめる「あの頃のボク達へ・・・」がないことに、物足りなさを感じた人は少なくないことでしょう。
それでもとらのあなやK-BOOKSといったオタク系ショップでも平積みにされるのだから大したもの。
萌えスロ・萌えパチという言葉ができたり、アキバではこのようなティッシュを配っていたりと、「あやまれ!田山幸憲プロにあやまれ!」と憤りを感じてみたりする昨今ですが、まあ「アドリブのきかねー奴は勝てねえ!」とか「スロは気合や!」とかいうマンガばかりでもなんなので、これはこれでいいのでしょうね。