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Sep 10, 2005

TVアニメーション「AIR」 DVD Vol.6

AIR 6 初回限定版「こんなことであきらめちゃダメだよね・・・ だいじょうぶ。一人でもがんばれるよ」
そう呟きながら窓の外を見やる観鈴。翼を広げるそら。

千年とひと夏の物語の終わりは静かに、しかし観る者の心を揺らして始まり、そして十年の時間を取り戻そうとあがく晴子が痛烈に描かれます。

自分はなにもあげることができなかった。そう後悔する晴子こそが、空の向こう、一人きりで泣いている女の子をようやく海に連れて行ってあげられたこと。

往人と出会った夏、晴子と本当の母娘になれた夏。そして、がんばったからゴールへと辿り着けた夏。

かつて悲しかった彼女が、「新しい子供たち」に幸福を与えることになる・・・ この物語は、やっぱりハッピーエンドなのでしょう。

ということで、第11話はアバンタイトルですでにゾクゾクするものがあり、そらのモノローグ「ずっと観鈴のそばにいたこの人は、観鈴のお母さんだったんだ」に至る物語作りの、この異様な上手さは一体なんなんだ、と。

そして最終話、夏祭りの日に起こる奇跡、観鈴がゴールへと向かうクライマックスの見せ方も文句なし。その直前に「どろり濃厚」ネタを思い切りかましているのも心憎い限りです。

それだけに、最終話Bパート後半はいろいろなことを語ろうとするあまり、まとまりを若干欠いたのが気になるところ。
極論かもしれませんが、晴子とそらのシーンで終わっても悪くないような気がするし、「星の記憶を担う」子供たちの描きかたにしても、少年のモノローグが余計な感じも少々。往人と観鈴を振り返って、そして少女と一緒に歩いて行く、といった暗喩でいいのでは・・・という気がしました。

と、多少の難癖をつけておくのは、言うまでもなくこの作品が衝撃的なクオリティであったから。
個人的には物語そのものもさることながら、その映像の鮮烈さにしてやられたわけですが、なにはともあれ私より全然オタクなのに観ていない不届き者が身内にいるので、まだ夏の匂いがするうちに啓蒙しておかないといけないな・・・と痛切に感じていたりします。


TVアニメーション「AIR」公式サイト  http://www.bs-i.co.jp/anime/AIR/

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» AIR 僕たちには始まりを・・・ (ABYSS)
先日アニメ版AIRの最終話までのDVDが出ました! ってことで鑑賞。 そら 〜AIR〜はマジやべぇ・・・ 今世紀最大の名作だろコレ・・・。 「私・・・がんばったよね?もう、ゴールしてもいいよね・・・?」 のあたりから「青空」が流れはじめたあたりから鳥肌が立ちまくり ところどころに入るカットがゲームと同じでマジイイヨー!! よく原画の人の絵をあそこまで動かせるなぁ・・・。 あ... 続きを読む

受信: Sep 11, 2005, 5:00:07 PM

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