Jul 3, 2005
これが私の御主人様 第12話
「これが私の御主人様 !!」
義貴の清々しい外道ぶりで幕を閉じたこのアニメ、その結末に持って行くためにいずみがアイドルになって云々とする必要性等、やはりオリジナル部分については賛否両論あることでしょうが、そのあたりは佐伯昭志脚本がよくまとめていたし、そもそも作品性を求めるのが野暮な話。
例えば第11話、メイドアイドルだネットアイドルだと言うなら、いずみのイベントが行われるのは石丸電気やヤマギワソフトのイベントホール、くらいの芸が欲しいものの、ジャージ姿の安奈や、いずみのシャツのボタンがはじけそうになっているあたりには萌えられるものがあるし、そのキャラに頼り過ぎと原作では鼻についてしょうがないポチが見せ場を作ったのにはおおっ!とさせられたり。
ここに来て登場した杉田多可美役、黒い川澄綾子さんもいい味を出しているし。
最終話ではいずみの「黙れ!」がちょっとした不意打ち、最後の「勝負」に向かう前段としていい台詞だなあ、と。
そして視聴者の期待に応え、パン○ラシーンもさることながら風呂アニメとして締めるところは締めたのもよし。細かいところではアイキャッチ、Aパートのそれはいかにもでしたが、最後はいずみ一人だったのには作り手の粋が伺えるような気がしますしね。
ということで、「AIR」の後番組だったり原作者が○○だったりで妙な注目を浴びていたわけですが、ストーリーをはじめアニメーションとしてのたいそうなデキを期待していた人はいないでしょうし、メイドカフェブームや小林事件といった追い風もあれば、結構上々なシリーズだったと言えるのではないでしょうか。
個人的にはむしろ、今日放送開始の「ぱにぽにだっしゅ!」の方に不安を感じていたりします・・・
■公式サイト
これが私の御主人様 http://www.gosyujinsama.com/
GAINAX NET http://www.gainax.co.jp/anime/master/index.html