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May 29, 2005

水兵きき「みかにハラスメント」

みかにハラスメント限定生産というわけではないのにamazonマーケットプレイスではプレミアム価格、アキバでは長い間わざわざ品切れと掲示されていた問題作がようやく増刷・・・されることは分かっていながらそういう本屋へ行くいとまがなく、また瞬殺されていませんように・・・と祈りながら週末にとらのあな新宿店へ。

アキバBlogさまの情報によれば、店頭に並び始めてもう三日以上経っていたけれど無事ゲット。
ていうか同人誌とかならともかく、なんでコミックスを買うのに苦労しないといけないのさ・・・と思いつつ、帰宅後早速ビニールパックをハァハァしながら破ったわけですが。

まず、この手のコミックスを読む際の基本動作としてカバーを外してみたところ、いいのかこれは、と。
そして表紙をめくるなり、いいんですかこれは、と。

本編に入る前からして少年誌に掲載された作品にあるまじきエ■さ。
そしていざ本編を読んでみると、噂に違わぬけしからん話が続くわけですが、作品の方向性もさることながら、絵柄や画力についての印象は赤松丸川永野を足してで割ったような感じ。

それがかえって読む者をそそるところがあるわけですが、○○プレイやら○射やらは意識してやっているにせよ狙いすぎな印象。
ぶっちゃけそういう用途にはそういう本を買えばいいわけで、あまりにも話題になった作品であれば「まあ、こんなもんか」といった感想ではあったのですが、拾いものだったのは同時収録されているもうふたつの作品。

転校生」というか「らんま 1/2」というかなストーリーをみかハラ同様エ■にふった「かすみ♂(オトコノコ)」、正体がバレている正義の味方と、人の心が読めてしまうことに悩む少年を描いた「魔法少女るかなー」

両作品ともに登場人物のキャラクターを活かしきった上、テンポよく起伏のある展開とギャグ、そしてほのぼのしながらもキレのあるラスト。徒に奇をてらうことのない話作りにはかなり好感、どれほどのエ■ぶりなのかを目当てに買った本でありながら、むしろこちらの佳作ぶりが読後の印象に残ってしまいました。

ということで、いろいろな意味でオススメの一冊。また品切れになって増刷を待つ羽目になったり、お上のチェックが入ったりする前に是非ゲットしておくべきでしょう。
amazonではいまだに在庫切れになったり発送可能になったりしてますしね・・・( ゚д゚)


関連サイト
  ガンガンNET http://gangan.square-enix.co.jp/

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