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Feb 5, 2005

ショーン・オブ・ザ・デッド

ショーン・オブ・ザ・デッドなにはともあれ、母親と恋人を救出するシミュレーションのBGMには大爆笑。
その母親の名前はバーバラだし、「それ言うなあー!」はゾンビ映画史に残る名台詞、パブに立て籠もった後に(ネタバレにつき背景色テキスト→)デービッドが引き裂かれるシーンはローズキター!等々、信者はハァハァすること必定。

tribute to George A. Romeroなシーン以外にも、死者が蘇る原因はサルではありません(ブレインデッド)とか、ゾンビの腹に開いた穴から呆然とするショーンとエドが見えたり(地獄の謝肉祭)とか、名作のパロディの洪水。

イギリスでは「ドーン・オブ・ザ・デッド」の興行収入を抜くヒットを記録、そうしたゾンビ映画の脈々とした歴史を知らなくても楽しめるとは思いますが、全体のデキは昨今の作品同様に若干薄い感じが・・・
少なくとも、この作品を誉めることが美徳と言わんばかりにマニアたちがこぞって絶賛している風潮はいかがなものか、と。

まあ前評判があまりにもよかったから(ロメロも絶賛!とか)、期待し過ぎだったのかもしれません。
主人公が無気力であればストーリーがまったりと進行するのには好感が持てますし、無意味なスローモーションやコマ落としでテンポが悪くなるようなこともなくラストも上出来、よくまとまったコメディではあるので観て損はないでしょう。
ダイアンの「ゾンビに襲われないための歩き方講座」もいざという時に役に立つでしょうから、ビールと乾きものを用意して鑑賞するのがオススメです。

ところで秋葉原のDVDショップではマニアたちがゾンビよろしく買い漁り、初回入荷分があっという間に売り切れていたのには凄えと思いました。


ショーン・オブ・ザ・デッド
2004年 イギリス
配給 ユニバーサル(日本劇場未公開)
製作 ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー
監督 エドガー・ライト
出演 サイモン・ペッグ ケイト・アシュフィールド ルーシー・デイヴィス ニック・フロスト ディラン・モラン

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