12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

Jul 16, 2012

アグリゲート6

アグリゲート6このところ同人誌即売会をスルー気味、夏コミ前のこの一番もサボったら関係者の批判は浴びても私を更正させる会は開催してもらえないだろうし・・・と炎天下を向かった都産貿、うん?もう10時になんなんとしているのに建物の正面、両脇に列がないのって?
館内に入れば階段のあたりにスタッフさん、掲げるボードには一般待機列は2階とのことで

ケットコム、ヌルすぎ。

夏コミ前の一般参加者は炎天下で鍛えないと、いざ有明でバタバタ倒れようというもの!
と思ったり思わなかったりしながら1階のトイレで思考と空想を済ませて向かった2階でタスポを提示してカタログを買って、最後尾から見渡せば先客は240~270人といったところ。女性が多いね。

 私 「で、『Ib』ってなんて読むんですか( ・ω・)?」
 バンバンさん 「イヴだこの馬鹿」

そんな私たちは10時前に来ていたけれど、関係者の面々は怠惰な時間にご出勤・・・たるんでる!今日は全力で挑むしかないでしょう!7サークルしかチェックが入らなかったけど!
やがて始まった予備移動、自分の位置では3階へと向かうC階段はおろか2階のホールを出てすぐのところで止まって、そして開場を告げるアナウンスが轟いたのは10時58分。すかさずはじまる進軍に身を委ねて・・・さあ、だから今日は全力で!

入場するや左折、まず向かったのは咲エリア。道すがらのAKACIAは完売、x○xoメロンとオ○ンジミルは不在、そして初動候補の一番手だった幻○少女は絶賛製本中で12時に頒布開始予定との告知では全力もへったくれもないけど脱力している場合でもないので会場の真反対、まどマギエリアにダッシュするしか!

そしてファーストタッチはす茶らか本舗、となりのForest Villageも捌いたなら引き返す一手なんだけど、Ibエリアの凄まじい乙女列が塞ごうとしている外周通路、「ずらせずらせ!」と本部の机を動かしている活況を突っ切って咲エリアに戻れば準備を始めていたxox○メロン、すかさず延びようとしている列。
幻捜○女の製本は早そうで、12時と言わずに始まるんじゃない?と思ったこともあって回避してストパンエリアに移動、そして全巡回なんだけど基本的には


幻○少女様から離れません!


「バターになるんじゃね?と思いながらヲチしてたw」と、あとで@++さんに嘲笑されるほどの回遊をしていたのは初動だったなら張れ、という基本に忠実であれと思ったが故。モリバですでにビールを飲っていた人はもってのほかだよ!(誰
だからオレ○ジミルが到着、すかさず並んだ列の中から背後のチェックは怠らないというもの。製本が終わったと思うや新たな紙の束が取り出されるのはいいことなのかどうなのか・・・私もそろそろビールが飲みたい(´・ω・`)

そうしてもうすぐ12時という段、俄に胡散臭くなった幻捜○女のスペース周辺。某軍団長やビールを飲んでいた人まで登場して回遊している人は増える一方、スタッフさんが何人もやって来てついに始まる列形成、さあ、奇蹟のカーニバルの開幕だ!(AA略
で、島のど真ん中であれば全員壁際に移動するようにとの指示、列っぽくなってはいる状態でのアナウンスは肩叩きで列形成をするというもの、まあいつものことだけどスタッフさん曰く「夏コミ前なので若手のスタッフにやらせてあげてくださーい!」。
はたしてその肩叩きは列っぽくなっていたダマをうしろのほうから順々に、というだけのもので、


節子、それ肩叩きやない。反転や。


そのおかげでヤバげなポジションになった私、関係者にm9(^Д^)プギャーと嘲笑されたけど・・・届いた!ていうか新刊のコピー誌は列形成の時点で並んでさえいれば買える冊数、ふと見やれば最後尾札はスペースの真ん前に浮かんでいて、あれってループできるじゃん( ゚Д゚)y-~~

某氏の名言「ワンチャンあったでwww」

とかなんとか安堵した12時05分に退場、館外でニコチンを摂取していたらやって来た関係者一同と一緒に中華料理店でランチ、ようやくありついたビールうめぇとひと息ついたあとで引き返したけど特にやるべきことはなく、2階のコスプレコーナーを凝視することもなく13時16分に撤収、向かった先は秋葉原。

 Motherlandさん 「まだ夏コミのカタログを買ってないとかたるんでる!」
 私 「だってこの連休はSKE48カフェとか18禁ホラーとか忙しくて!」

そして関係者一同がまた集結した某英国風パブでビールをさらに2パイント飲っても疲れなかったので、アニメイトやリバティーやCOMIC ZINを巡回して、「では8月の有明で逢いましょう!」と別れてようやく家路につきました。

Jul 8, 2012

先生を流産させる会

先生を流産させる会退屈な思春期。
田舎町の女子中学生にとって、女教師の妊娠はニュースだった。

ミヅキは学校の飼育小屋で餌を食むウサギを殺す。笑う少女たち。
「何が可笑しいの?」と、グループのリーダーである彼女は応えて、そして訊く。

「サワコ、セックスしたんだよ。気持ち悪くない?」


愛知県半田市の中学校で11人の男子生徒が起こした実際の事件を、女生徒にアレンジして製作された物語はオープニングの不快なシーン、何処か錆び付いたような田園を少女たちが歩く光景にはじまって、さて、どのように「最凶の、教育映画」を見せてくれるのか。

サワコは決していい教師ではなく、そうであろうと努力する風情もなく、女生徒たちとの対峙はまず「女」としてのそれが描写される。
「先生を流産させる会」の隠れ家は廃墟のラブホテルであり、ミヅキの生理のシーンを汚いものとして描き、グループの離散の理由が男性教師であることは、もちろん「性」を意識していよう。

しかし、オープニング、スーパーで幼女にカートをぶつけようとするシーン、そしてあの結末は。
電話が繋がらない家庭に暮らすミヅキと、生徒だからと容赦することのないサワコの対決。それは「人間」と「生」を問うものだったはずだ。


「生まれる前に死んだんでしょ。いなかったのと同じじゃん」


ミヅキが殺そうとしたものは何か。この作品はそれを描こうとしたのではなかったか。ならば曖昧だ。
生理的に不快な物語に慣れている、女生徒たちの残酷さに嫌悪感を抱けないという私見はあろうが、学校が学校であろうとする、モンスターペアレントのシーンなどは蛇足に思えてならない。ならば尺を長くして、いじめの問題もきっちりと盛り込めばいいじゃないか。しっかりとした脚本と演出で、そこだけがまた凡庸な描写にならないように。あるいは指輪のくだりのように、とってつけたような伏線を張らずに。

そう、実話が基であればドキュメンタリーの体で、緊張感の途切れない構成であればよいものを、スクリーンに映されていたものはそんな凡百のフィクション、魅せられることのないファンタジーだった。


(文中、ネタバレは背景色にしています)

先生を流産させる会
2011年 日本
配給 SPOTTED PRODUCTIONS
監督 内藤瑛亮
出演 宮田亜紀 小林香織 高良弥夢 竹森菜々瀬 相場涼乃 室賀砂和希

Jul 1, 2012

1+1=1 1

1+1=1 1(イチタスイチハイチ イチ)なんでもない、いつもの1日。

光と陰。静寂と雑音。破壊と再生。
精緻な物語世界は、いつも混沌の中に浮かび上がる。


それが矢崎だ。


記憶喪失になった兄、恋人になりたかった妹。うさぎと少女の寓話。
ドイツからやって来たバレリーナ、日本から恋人を探しに来た女優。ロンドンで紡がれる「ジゼル」。
その公開を記念して上映された「三月のライオン」(1991)と「花を摘む少女と虫を殺す少女」(2000)との対比も愉悦、矢崎監督の新作には、たった66分であることを感じさせない濃密な時間が流れていた。

壊れそうなこの世界で、人間はただ生きている。

何処にも行けない風俗嬢も、愛する者が自殺した中年男も、毎日壊しているからこそ人に優しくなれる解体業者も。自分のことが嫌いだから、自分のことを好きだと言う男も嫌いな女子高生も。
どうしようもなく凡庸な人々の日常を描いているだけなのに、なぜ観る者の心を抉るのか。それは登場人物の内に在るものがオーバーラップするから、スクリーンに投影されている世界が絵空事ではない、リアルだから。

ハルオもアイスも、ヴェロニカもカホルもサイモンもカズオも、だからただのフィクションではないのかもしれない。特異な物語ではない、あなたたちとおんなじなんだ。矢崎作品は静謐で狡猾だ。
しかし、じゅうぶんに理解する暇など与えられないままに上映は終わり、はたして観客には暴力に遭ったような感覚が残る。そして舞台挨拶で矢崎監督はぼそぼそと、「私の作品は観てすぐに泣ける、何かを感じるものではありません」と語った。「何度も観てください」と、恥ずかしそうに言った。

ああ、そうだ。私が「風たちの午後」(1980)に涙を流したのは、2度目に観たときのことだった。


(文中、ネタバレは背景色にしています)

1+1=1 1(イチタスイチハイチ イチ)
2012年 日本
製作・配給 株式会社映画24区
監督 矢崎仁司
出演 喜多陽子 粟島瑞丸 松林麗 気谷ゆみか 田口トモロヲ