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Jun 19, 2010

ハロウィンII

ハロウィンIIFAMILY IS FOREVER

マイヤーズ家の惨殺事件に始まるハドンフィールドの悪夢は終わったはずだった。
死体が消失しようと、シリアルキラーは葬られたはずだった。

だからローリー・ストロードが夜ごと見る夢は。
それはただの夢なのか。それとも血の絆なのだろうか。


マイケル・マイヤーズの慟哭、ロマンティシズム。

ロブ・ゾンビが描く「ハロウィン」はジョン・カーペンターへの、オリジナルへの敬意を欠くことなしに、新たな解釈を施した上で現代にマイケルを甦らせたもの。
そのまなざしは高く、だから前作も賛否両論はあろうけれど全否定できない作品ではありました。
ただ、個人的には喰い足りない思いがあって、この続編に期待はしていなかったのですが・・・やってくれましたよ。

幻想的な映像と叩きつけるような暴力描写、それらとサウンドとのコンビネーション。
イリノイ州の田舎町で繰り返される惨劇は、コマーシャリズムに堕した心理学者、ストロード家やローリーの女友達と交錯して、やがて兄妹には邂逅の時が来て・・・
スラッシャームービーの歴史に名を刻む傑作をリメイクすることに気負いがあったのか、その感性が縮こまった印象が強かった前作とはうって変わって、そうした全篇を通して溢れるロブ・ゾンビの真骨頂!

そして迎える血の物語の終焉は、ローリー・ストロード、いや、エンジェル・マイヤーズの瞳の中に・・・

チャールズ・マンソンやら「悪魔のいけにえ」やらといった遊び心も楽しく、だからあんまりな死亡フラグをはじめとした突っ込み所はあるけれど、看過しようと鷹揚な気持ちにもなれるというもの。
ただ、「白い馬」をめぐる映像はやはり好き嫌いが分かれるはずで、「デビルズ・リジェクト」よりも「マーダー・ライド・ショー」に惹かれた向きであれば楽しめるはずだけれど・・・と、いちおう難点にも触れてはおきますが、これだけは最後に言いたいのです。そう、


ロブ・ゾンビはついに「マイケル・マイヤーズ」を手に入れた。


(文中、ネタバレは背景色にしています)

ハロウィンII  HALLOWEEN II
2009年 アメリカ (2010年日本公開)
配給 ショウゲート
製作 マレク・アッカド アンディ・グールド
監督・脚本・製作 ロブ・ゾンビ
出演 スカウト・テイラー=コンプトン タイラー・メイン マルコム・マクダウェル シェリ・ムーン・ゾンビ

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