12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

Nov 30, 2008

SAW5 ソウ5

SAW5 ソウ5目覚めれば廃墟、コンクリートの台の上。
首と両足は固定され、両手は鎖で繋がれて、天井には巨大な刃のついた振り子。
「やあ、セス。ゲームをしよう」

目覚めれば暗い密室、首輪で拘束された5人の男女。
部屋の壁にはV字型の大きな刃、ケーブルで繋がった首輪と刃。
「ようこそ。5人が一緒になって生き残り、これまでと違う生き方を選んでほしい」


新しいゲームがはじまった。


ギデオンから生還したホフマン刑事、そして水槽のゲームで九死に一生を得たFBIのストラム捜査官。
本作はどちらかと言えば、そのふたりを中心とした普遍的な刑事ものといった印象。

そう、時間軸の交錯、パラレルに進行するゲーム。あるいは、レトリックの妙こそが「SAW」でありながら。

元々はデザイン、美術畑だったデイヴィッド・ハックルに監督が代わり、冒頭から映像に違和感や稚拙さを感じていたのですが、それがあるいは本作のすべて。
シリーズで最悪の仕事と言ってしまっても過言ではないでしょう。

たとえば、ホフマンが「ソウ」の剃刀のゲームからジグソウと行動していたというのなら、演出は「ソウ3」のアマンダのそれにきっちりと合わせるべき。色彩もアングルも、微妙な間に至るまで。

だから、ゲームの意味が希薄であるのみならず、ホフマンとストラムのせめぎ合いにも緊張感を欠き、このクオリティでは「ソウ6」への繋ぎというエクスキューズも許されないと思うのです。それでも、


法律事務所、ジョンがジルに宛てた遺言のビデオテープと大きな箱。
「よく来てくれたね。君に渡したいものがある。君なら使い方が分かるはずだ」


エリクソンがストラムを追った理由のひとつ、物語の矛盾。
その謎解き、そして真の「後継者」は誰なのかについて、「ソウ6」はやはり観ないわけにはいかないのですが、もうそろそろゲームから解放してほしいというのが正直なところです。

(文中、ネタバレは背景色にしています)

SAW5 ソウ5
2008年 アメリカ
SAW5 ソウ5配給 アスミック・エース
製作 グレッグ・ホフマン オーレン・クールズ マーク・バーグ
監督 デイヴィッド・ハックル 
出演 トビン・ベル コスタス・マンディラー スコット・パターソン ベッツィ・ラッセル

【関連記事】
SAW4 ソウ4
SAW3 ソウ3
SAW2 ソウ2
SAW ソウ

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です

SAW5 ソウ5

» ゲーム中断 (MESCALINE DRIVE)
ジグソウのゲームから二人の男が生還を果たした。ひとりは英雄となり、ひとりは冷や飯を食う羽目となった。 ジル・タックは法律事務所を訪れた。かつて夫だった男が彼女に遺した品を受け取る為だ。死して時の人となったジョン・クレイマーの箱には何が入っていたのだろうか? FBI捜査官は警察内部にジグソウの共犯者がいたのではないかと推理する。彼の疑惑はひとりの刑事に向けられる。ジグソウの事件に関する調書の山から、FBI捜査官は真相に到るルートを発見する。ジグソウの犯行とされる過去の事件の被害者に疑惑の刑事との接... 続きを読む

受信: Dec 9, 2008 3:08:06 AM

コメント
コメントを書く