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Aug 30, 2008

デイ・オブ・ザ・デッド

デイ・オブ・ザ・デッド24時間に及ぶ検疫隔離演習、州兵によって封鎖された町。

インフルエンザに似た症状に苦しむ人々で溢れかえる病院、町を覆い尽くそうとしているのは新種のウィルスなのか?
そして、感染者たちはゾンビと化して人肉を求め、破壊と殺戮が繰り広げられる・・・これは演習なんかじゃない!


レイティング問題によって葬られたシナリオ。
「死霊のえじき」がリメイクされると聞いてファンがまず期待してしまったのは、23年の時を経た今それがスクリーンに供されること。

それが叶わないことはともかくも、いざこの作品を観てまず思ったことは、リメイクだのリエンビジョニングだのとほざくな、といったあたり。

終末観も絶望も、滅亡しようとしている人間の儚さも描かれることはなく、そこにあるのは緊張感や閉塞感を欠く、ただただ凡庸なアクションだけ。
インディペンデントとしてのゾンビ映画であるのなら単純に駄作と言われるだけですが、この酷さではことさらにマニアの反感を買うというものです。

人体やゾンビが破壊されるシーン、ゴアもバリエーションがないのでだんだん飽きてくる始末、しかもスピードだけは意識した演出だから滑稽ですらありうんざり。
「死霊のえじき」のバブにあたるバドが菜食主義者という伏線や、ローガンが餌食になるシーンでは劇場内に笑い声があがって確かに面白かったのですが、終盤でこれはコメディですと言われてもちょっと・・・

ともあれ、どうして「13日の金曜日PART2」のスティーヴ・マイナーと、「ファイナル・デスティネーション」のジェフリー・レディックでこんなことになるんだとはやはり思ってしましました。

あるいは、観ている最中に駄作繋がりで「ハウス・オブ・ザ・デッド」をやたらと連想してしまったり。
ただ、オナ・グローアーの乳は素晴らしいけれど、ミーナ・スヴァーリは・・・いや、このサラは実にキュートなので、この作品で唯一誉められるところなのですけどね。

そしてラストがまた陳腐、エンドロールが流れ始めるや憤然と席を立つ人が少なくはなかったのですが、それはホラー映画ではまして御法度。
ただ、最後まで座っていた観客にしても、予告編が上映されたロブ・ゾンビの「ハロウィン」や、ジョージ・A・ロメロの「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」への思いを馳せていただけなのかもしれません。

(文中、ネタバレは背景色にしています)

デイ・オブ・ザ・デッド  DAY OF THE DEAD
2008年 アメリカ
配給 ムービーアイ
製作 ボアズ・デヴィッドソン ジェームズ・ダデルソン ランドール・エメット ジョージ・ファーラ
監督 スティーヴ・マイナー
出演 ミーナ・スヴァーリ ニック・キャノン ヴィング・レイムス マイケル・ウェルチ アナリン・マッコード


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