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Oct 14, 2007

スポーツキル 地獄の殺戮ショー

スポーツキル 地獄の殺戮ショー誘拐と監禁と殺人ゲーム。

さらには、昏睡している美女をバックからレイプするシーンといった禁忌の数々によって、本国ではレイティングすらペンディングのまま未公開。
日本でもR-18である上にレイトショーのみの劇場公開と、そうした胡散臭さに期待した人は多いでしょうし、かく言う私もそうなのですが・・・

劇場公開ではもちろんDVDスルーだとしても観るべきには非ず、ましてスピンオフを製作しているなんて冗談じゃない、と吐き捨てたくなるほどにお粗末な代物でした。

とにかく、殺人賭博クラブをマネージメントしている組織、あるいは悪漢たちの背後や内にあるどす黒いものがまるで描かれていないので、物語がどうしようもなく浅薄。
ヒロインはがんばっているとは思うけれど、そうした演出や脚本の稚拙さによって、トンネルのシーンにしても恐怖感や閉塞感というよりは、その冗長さをこそ息苦しく思ってしまう始末で。

キャスティングは悪くないんですよ。クラブを主宰するアイヴァンや、管理人のオーヴィルはたしかに味のあるキャラクターだし。
ただ、不気味さやはっちゃけぶりが不足していて犠牲者たちを完全に喰ってしまうほどではなく、はじめはニヤニヤと傍観していながら、やがて殺人ゲームに巻き込まれる観客の描写にしても、「ホステル2」とさえ比べるべくもありません。

また、パンフレットの解説はスラッシャー映画の系譜を語るばかり、作品の出来にほとんど触れていないことにはライターの苦労を察してあげる寛容さも必要だったり。

それでも、低予算のインディペンデントを誉めることがまるで美徳であるかのように、この作品をそう悪くは評さない向きもあるかとは思うけれど、駄作は駄作と言い切らないと。
だって、だからこそのパワーやセンスなんてまるで窺えないでしょう?

(文中、ネタバレは背景色にしています)

スポーツキル 地獄の殺戮ショー  Sportkill
2007年 アメリカ
配給 アット エンタテインメント
製作・監督 クレイグ・マクマホン
出演 ダナ・ウッド デヴィッド・C・ヘイズ ケヴィン・モイヤーズ マット・ロビンソン

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