12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

Aug 1, 2006

口八丁ぐりぐら「花と泳ぐ」

花と泳ぐ (1) たとえこの日々が、限りあるものだとしても。
 彼女の存在が、誰にもわからないのだとしても。

「あずまんが大王」の手口や文法そのままに、体裁だけはもっとだけど出来はと言えば・・・という作品が少なくないように思える最近の4コママンガ。
この作品はそうした無為なものではないものの、ただ、物語の中心に在るものと、いまどきの普遍的なギャグが相容れないというか、そぐわないというか・・・なのが気になるところ。

また、サブタイトルに「the beautiful days」と謳い、自分がどうして幽霊になったのか分からないヒロイン・菊子をめぐる、楽しくて、だけど切ない日々を描こうとしているのなら、そもそもギャグにふった話作りにしなくてもいいだろう、とか。
そうしたもの言いは無粋なのかもしれませんが、「4コママンガのドラマ性」を考えているのであればなおのこと、その絵柄の可愛さと合わせて、どうにも違和感を抑えることができませんでした。

しかし、

 「僕たちは、こんなに狭い世界ですれ違い続けていた。」

だからこそ物語の行く末が読者の期待を裏切らない、素敵なものになるのなら、そのインパクトはことさら強いものになるのだろうな、と。
実際、この手のマンガは油断して読んでいると、たとえばしおやてるこ「チョコレート」のような不意打ちを喰らうことがままあることですしね。

まあ、個人的には今さらな貞子ネタに不覚にもウケてしまったし、梅ちゃんや会長はいいキャラだし。
なにはともあれ「眠り姫」は目覚めるのか、それとも・・・と、その結末に注目されるべき作品であるとは言えるでしょう。

(文中、ネタバレは背景色にしています)

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です

口八丁ぐりぐら「花と泳ぐ」

コメント
コメントを書く