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Feb 15, 2006

万乗大智 「サイレン」

サイレン映画「バイオハザード」のヒットが、ゾンビ復権の契機のひとつであったことを考えれば、「メディアミックス」という流行り言葉も、ゲームを巡るそれはホラー好きにとってはなかなかに歓迎されるべきものであると言えるでしょう。

ハウス・オブ・ザ・デッド」のような、ヒロインの乳しか見どころのない ピ ー な作品もあるわけですが、映画の話はそれくらいにしておいて、さて、このコミカライズはと言えば。

日野日出志がトラウマだったり、諸星大二郎はやっぱ天才だよなあ・・・とかはあるものの、古典から最近の作品に至るまで、鮮烈な印象を受けたホラーコミックは多くはなく、この作品もやはり絵柄と導入部から旧態依然な印象を抱きながら読み始めたわけですが。

なにはともあれ小学館のコミック誌に掲載された作品、かつ「DANDOH!!」を描いた万乗大智さんの手によるものであれば、かつて朝日ソノラマあたりでマニアの寵愛を受けた類の作品と比べて、しっかりとまとまった作品であるようにまず思ったのは偏見でもないだろう、と。

特異なプロットであることから、キャラクター設定やその最期、そして物語の結末をあえて典型的なものにしているのも、きちんと考えられた仕事であるように思えます。
個人的には、ゾンビもののテイストが味わえるストーリーだけで万事オッケー!みたいなところもあるのですけど、ね。

あえて言えば、軸がぶれることなく展開する物語なのだから、もう少し残酷な描写があってもそれもまたアクセントになったろうにという気もするのですが、それこそ私見。
「それだけ」の作品が散見されることを考えれば、腰の据わった作りそのものをも堪能できるホラーコミックということで、お薦めの一冊です。

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万乗大智 「サイレン」

» サイレン (映画鑑賞&グッズ探求記 映画チラシ)
●『サイレン』2006年2月11日公開。音が重要なポイントの映画は・・・シャマラン監督の『サイン』以来かな。これは映画館で観ないと作品の出来が半減しそうな・・・。あれれ珍しく東宝が『輪廻』に続く2連続ホラー・・・って昔は2本同時上映が普通だったね。...... 続きを読む

受信: Feb 16, 2006 10:06:36 AM

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