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Jan 25, 2006

小箱とたん「スケッチブック」

スケッチブック (3)あの「ぱにぽに」でさえ、はじめのうちは「あずまんが大王」のデッド・コピーと貶されたもの。
氷川へきるさんの実力と実績をもってすらそうだったのだから、この作品がさらに辛辣な評価を受けることになったのはやむをえないところでしょう。

かつてふたば☆ちゃんねるに作品がアップされ続けていたことは、晒されていたのかファンがやったことなのか判断がつきかねるところですが、それはそれとして。

諸々のギャグやネタが、別のこのキャラでなくてもいいのでは?と、登場人物が多い理由がいまひとつ明確ではない点が気になるところで、さらに言えば涼風コンビの不条理ギャグはもはや見飽きた手口だし・・・と、なにはともあれ誉めづらいマンガであることは否めないように思えます。

スケッチブック 出張版ただ、改めて3巻まで、さらに出張版を読んで思ったのは、その独特のヌルさがだんだんと心地よくなってきたなあ、ということ。

「ギャグとして成立しているのか、これ?」という微妙なネタも健在で、氷川へきるさんの驚異的なセンスの対極にあるそれは、もしかしたらこの作者ならではの持ち味なのかもしれません。

アートのセンスがますます冴える神谷さんや、蘊蓄の尽きることのない栗原さん、はたまた影の薄さに拍車のかかる主人公の空と、この作品を読めば誰か一人はお気に召すキャラクターがいるでしょうし、寒い冬の夜にまったりと読むのにはなかなかにうってつけ。

キャッチコピーの「ほんわかと優しい気持ちになれる」という言い回しは、この作品の特長を端的に、そして的確に表していると言えるでしょう。

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