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Aug 28, 2005

ランド・オブ・ザ・デッド

ランド・オブ・ザ・デッド死霊のえじき」から二十年、巨匠・ジョージ・A・ロメロの手によるリビングデッド・サーガの新作に求められたものは、「バイオハザード」や「28日後・・・」、そして「ドーン・オブ・ザ・デッド」といった、この数年のうちにゾンビ映画の系譜に刻まれた諸作品とは一線を画する物語世界。
ロメロ作品を語る上で必ず言及される、ベトナム戦争や消費文明への批判といった社会性を有するホラームービーであること・・・だけではなく、彼にしか描けない世界の終わりと一縷の希望、人間の儚さがスクリーンでどのように展開されるのかが注目されるところ。

終末の状況にあってなお諍いを続ける人間と進化しようとするゾンビとの対比、フィドラーズ・グリーンを中心に描かれる貧富の差や人種差別といった現代社会が孕む問題、そして9.11が連想されるクライマックスにおける日常の崩壊。
はたしてこの作品はそうした要素によって、エンターテインメント性を第一義とする昨今のゾンビ映画とは趣の異なる仕上がりではあり、従いそれらに慣れてしまった世代にとっては若干退屈なものになっているような気はします。

さらに、ここまでの所謂ゾンビ三部作とは時間軸の異なる全く別のエピソード、あるいは種々のエピゴーネンに対するロメロの解答という感もあり、信奉者にとってはそうした点をどのように捉えるかが評価の分かれ目になるのかもしれません。
しかし、老いによる物語性の喪失は杞憂、キング・オブ・ゾンビホラーと崇めるファンにとってはその世界観、終末観を十分に堪能できる出来映えではあり、やはり危惧された「学習するゾンビ萎え・・・」といったあたりも、ロメロ独自の語り口の前にはそう気になるものではないでしょう。
また、ゴア・シーンもレイティングの問題を考えれば満足できるレベルであり、「やっぱ首が千切れたり臓物が引きずり出されたりしないとね!」という向きの期待は裏切られてはおりません。

それにしても「ドーン・オブ・ザ・デッド」風味のオープニングには、なにもトレンドに阿らないでも・・・と思ったのですが、一転エンドロールはそれはもう地味な映像。
また、長らく仮題とされた「DEAD RECKONING」の名が付された装甲車については、みな「ドーン・オブ・ザ・デッド」でショッピング・モールからの脱出に使用された武装トラックを連想したはず。まあ、これはアーヴ・グレイウォルのせいでしょうけれど。
ともあれなんかこう、ザック・スナイダーを意識したり揶揄したりしているのでは・・・という穿った感想が抑えられないところがあるのですが、作り手の自慰行為にしか思えない鬱陶しい映像は勿論皆無、その点もファンは安堵したことと思います。


ランド・オブ・ザ・デッド  Land of the Dead
2005年 カナダ・アメリカ・フランス
配給 UIP
製作 マーク・カントン バーニー・ゴールドマン ピーター・グランウォルド
監督 ジョージ・A・ロメロ
出演 サイモン・ベイカー ジョン・レグイザモ デニス・ホッパー アーシア・アルジェント ロバート・ジョイ ユージン・クラーク


・ 「ランド・オブ・ザ・デッド」公開初日レポート 

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050827

いいかげん夏コミ六日目やら七日目やらに疲れてきた・・・と言いつつも、もあることだしと、今日は友人・Uくんと徘徊予定。13時頃会おうというだけで、特に待ち合わせ場所は決めていない上、アキバに着いたのは12時半。一緒にいる時には買うのがはばかられる本を先に買っておくことにしましょうか。

050828-1ということで、とらのあな3号店で買ったのはbolze.の夏コミ新刊、苺ましまろ本。エウレカ本の方は書店委託されるらしいし、一冊だけ買うことができていちばん安いのはここ。こっちも委託されたら負け組もいいとこだけどその時はその時!と、レジへ持っていったところ、まだ水兵ききさんのクリアおしりしおりがもらえてしまいました。
二つ持っててもなあ・・・ やはり本に挟む以外の用途に使用するしかないですかね?

とらのあな1号店、QP:FLAPPERMIX-ISMはまだ在庫があり、昨日池袋店で目の前で見本誌を買っている人がいたりして在庫僅少だった筈の森井さんとこのは再入荷されたのかそれなりの平積み。
その池袋店でおおっ、これが話題の、と思った希有馬屋のフィギュア付き同人誌はまるで見かけず、新着で目に付いたのは直道館いもむや本舗など。前者についてどうするかが躊躇われるところだったのですが、数ページであろうゲストのために買うのは・・・と、今日のところはスルーしておきました。

ちなみに週なかに卸されたぶらっくしゃど~は完売の模様。メロンブックスでは一冊限定で売られていたことを考えるに、そう多くは卸さなかったのかもしれませんね。ただ後刻、まんだらけ雑踏景色ともども発見、ことほどさようにこの街は油断できません。

そしてメロンブックス。すでに祭会場になっていることは、来る途中に携帯でチェックした某巨大掲示板で知っていたけど、レジ待ちの列が本当に同人誌コーナー奥の壁、その右手の方まで続いているよ・・・ ( ゚д゚)
ということで、ねこバス停ハヤテのごとく!本は当然の一人一冊限定。並んでいる人がことごとく手にしているのはいいけど、自分が買いたいのは前から気になっていた千歳烏山第2出張所御主人様本の総集編と、オリジナル特典(ブックカバー)がもらえる「よつばと!」の四巻なんですが・・・ (つД⊂)

まあしょうがないと思いつつ列の最後尾に付こうとするや「やあ!( ・ω・)ノ」と、同人誌を5~6冊抱えてすでに並んでいるUくんに出くわす。そりゃ今日この街で会う約束をしていたわけだけど、どういう状況で遭遇してんだよ俺たちは・・・ あと、話題にしたことのない千歳烏山第2出張所を二人揃って手にしているのは正直気持ち悪いよ。
それはそれとして、レジに辿り着くのにかかった時間は20分少々。コミケの壁サークル並みでした・・・

ところで本日のねこバス祭最大の疑問は、とらのあなにいつ入荷されたのかが全く分からなかったこと。12時半時点では見当たらず、1号店三階でエレベーターや階段脇であてもなさげにウロウロしている輩は店頭に並べられるのを待っているのかなと思っていたら、その後14時過ぎなり夕方なりに覗いても全く目にすることなし。まさか午前中に売り切れたとか・・・?

中古同人誌、夏コミ新刊の相場は週なか時点でだいぶ落ち着いてきた風情。F4 COMPANYは15,750円、CUT A DASH!!油屋が3,150円と、初値の約3/4になっているショップも。
その一方で、偽MIDI泥の会御主人様本、といっても書店委託されているオールカラー本ではなくコミケ限定のおまけ本が4,200円というのを複数の店で確認。オールカラー本がむしろオマケだった某ショップでは売れてしまったようですが。

夏コミ二日目に少数販売されたみるこみの新刊+うちわ、某ショップのショーケースで12,600円で陳列されていたのも同様に姿を消していました。ちなみに別のショップでは、さらに下敷きが付いて26,250円という ( д )  ゚ ゚ なお値段であるせいか、さすがにまだ残っていましたが。
ところで今日、初めて目にしておおっ!と思ったのは、高度なトレス技術を結集させて作られる((C)ゴッドハンド)ことでおなじみの某サークルのハガレン本(8,400円)だったり。

さて、今日同人誌で浪費した金額はというと、自分が2,415円とつつましやかであるのに対して、Uくんは推定10,000円少々。君、俺が止めないともっと行ったのはともかくとして、「とらのあなの2号店ってどこ?」だの「3号店なんて知らなかった・・・」だのは反省しておくように
ちなみに自分が反省するべきは、鳴子ハナハルさん特集の快○天別冊が先週発売されていたのを知らなかったこと。オタク系ショップでは当然の品切れ。ゲットできたのはいいけど、地元のコンビニを何軒探したことか・・・ orz

Aug 27, 2005

ランド・オブ・ザ・デッド 本日公開!

どんな些末なネタバレをも目にするまいと、某巨大掲示板のゾンビスレやロメロスレ、あるいはZOMBIE手帖への出入り禁止を自らに課して数ヶ月。今日は待ちに待った劇場公開初日ですよ!

地下鉄の出口から上映劇場であるみゆき座へと至る曲がり角を左に折れると、初回の上映開始まではゆうに三十分以上あるというのにすでに結構な行列が。でも、あれっ? 女性ばかり?

よく見たらヅカでした・・・ orz

050827-1気を取り直してその先にあるみゆき座&スカラ座に到着、窓口にも入口への階段を降りた先にも行列はなし。すでに開場して客席に入れているようで、先客は十名くらい。

それはそれはクールなザック・スナイダー「ドーン・オブ・ザ・デッド」をやはり公開初日の初回に観に行ったときはギャル二人組他、今どきの若者を目にしたものの、今日はなんていうか、カルトQ最終回に出場した神々のような風貌の人ばかりだよ・・・

かく言う自分も同類なわけだし、館員さんが「きんもーっ☆」とブログに書いたりしないことを祈りつつ、さて、席を確保して劇場限定グッズでも物色に行くとしましょうか。

宇宙戦争」のグッズしかないよママン・・・(つД⊂)
まあ「ドーン」の時にしても、「ゾンビ映画大事典」とかノベライゼーションしかなかったわけだけど、これから鑑賞するにあたってのモチベーションがさあ・・・などと思いつつ、ふとロビーの奥を見やるとなんかマネキンが並んでいるよ?

050827-2「コスチューム・ギャラリー」、撮影に使用した衣装の展示キター!
どす黒い血糊にまみれたそれらを眺めたあと説明書きを読むに、ロメロ作品の衣装が日本で展示されるのは初めてで、そしてライダーズジャケットはトム・サビーニが着用した実物とのこと。

サビーニ様のかほりハァハァ・・・などとなるわけもなく、革の匂いしかしないわけですが、それはそれとして説明書きの最後に書かれていた「撮影機材を忘れた方はまた是非ご来場下さい♥」云々。
まあギャグ含みなのでしょうが、もっと目立つところに展示すればいいのに・・・という気が少々。とはいえマニアはみな嗅覚で察知できるでしょうけどね。

数枚撮影して満足しつつ席に戻った後、上映開始を待つうちに入場してきたのは、さすがに普通のカップルや年配の夫婦といったマニア臭のしない普通の方々。
まだまだ日本も捨てたものではないね・・・ 最終的な入場者は客席数の丁度半分くらいでしたけれど。

やがて場内が暗くなり、コマーシャルや予告編が始まったわけですが、「輪廻」はいいけど、ホラーマニアに「タッチ」だのヨン様だのを見せるなゴラとかいうインネンはともあれ、なんで「NOTHING」の予告編を見せないのさ・・・と思ったりしながらも、さあ、いよいよ「ランド・オブ・ザ・デッド」の始まり。

我々は姿勢を正して、御大ジョージ・A・ロメロの新作、その世界が今からスクリーンに繰り広げられることに胸を躍らせるのでした。


・ 「ランド・オブ・ザ・デッド」レビュー 

Aug 23, 2005

綾辻行人・佐々木倫子「月館の殺人」

月館の殺人(上)ミステリーファンの友人に綾辻行人の話題を振るとそりゃあもうやかましく、「密室が密室が密室が」だの「我々がいかに『暗黒館の殺人』を待望していたか!」だのを熱く滔々と語って下さるわけですが、それはそれとして新本格の旗手と佐々木倫子のコラボレートは、はたしてどのような物語を見せてくれるのか。

連載当初から話題になった作品であれば、その単行本刊行にあたり小学館はJRの扉に広告を貼るまでしているし、新宿の紀伊國屋書店では一階の新刊ミステリーコーナーにまで並べられている按配。

IKKIなどというマイナー雑誌に掲載されている作品なのにな・・・という気がしないでもないですが、だからこそこれほどに注目されているというのは大したものなのでしょうね。

まだ見ぬ祖父に会うために、女子高生・空海(そらみ)を乗せて北海道を走る夜行列車「幻夜」。
そして起こる殺人事件、被害者の部屋には「首都圏連続殺人事件」の犯人が現場に残すものと同じサインが記されたカードが・・・

読んでまずあれ?と思ったのは、佐々木倫子特有の空気が漂うギャグがひたすらに炸裂していること。
その絵柄とこのあらすじ、原作が綾辻行人なら、さすがにシリアスで来るだろうと思っていた自分が甘いのでしょうが、一歩間違ったらクラララッシーが闊歩したりクラゲが宙を舞いかねないテイスト。

とりあえず、「動物のお医者さん」や「おたんこナース」を知らずにこの本を買った綾辻ファンはなにごとかと思ったかもしれません。

そしてストーリー自体は、さすがにこの二人であれば面白く読めるのは当然。
ただ、(ネタバレにつき背景色テキスト→)犠牲者が意表を突いたものであるのはいかにもという気がするなあ、と思ったりはしましたが、綾辻作品はよりにもよって殺人鬼」しか読んでいない上、その文章の中に仕掛けられていたトリックが見破れなかった人間が駄文を連ねるのも詮ない話。

佐々木倫子ファンなら彼女独特のセンスは健在、原作付きであることは無関係に楽しむことができるでしょうし、殺人現場は密室ということで綾辻行人ファンも納得できる作品であることは間違いないように思います。

Aug 22, 2005

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050822

夏コミの翌週にはワンフェスに出撃、二週続けて炎天下の行列に並び嫌な日焼けをしたのも今は昔。ガレキは最近すっかりご無沙汰で、先週末はカタギの友人と遊んでいたのですが今日はアキバ。夏コミのさらなる補完をするべく、残暑厳しい東京、しかもことさらに暑苦しい街に日参するのはオタクの業、ということで1時前から徘徊を開始。

書店委託同人誌、週末に刈り尽くされているだろうな・・・と思っていたひなだまりの新刊がとらのあな1号店の三階にまだ残っていたのは僥倖でしたよ・・・・゚・(ノД`)・゚・ そうは言っても店頭在庫は10~15冊、2号店ではややもすると見逃すところに陳列されているだけの状況ではありましたが。
その他で目についたのはLeft sideZIPnoanticaラブポケなど、先週半ばに巡回した際には平積みだったJEWEL BOXPASTA'S ESTAB.は見当たりませんでした。

四階では高速回転くじアン本の平積みが二列になっていたり、レジに並んでいる人がことごとく偽MIDI泥の会御主人様本を手にしていたりするのが凄いなあ、と。
合同誌に続いて委託された松本ドリル研究所委員長本を手にそんなことを考えているうちに、レジの列は10人以上に。応対している店員さんが一人だったとはいえ、月曜の昼間でこれは凄いというかなんというか。

050822メロンブックスへの入口脇でふと違和感を覚えたので足を止めると、景品がコスプレの衣装というUFOキャッチャーが。この世界に足を踏み入れてしまったことがなんかこう・・・('A`)
それはともかく、同人誌についてはメッセサンオーを含め、専売のものを除けば入荷状況にそう大きな違いはない印象。ということで、ここでは作者自らイラスト入りのポップを作ったその意気に感ず、ということでタイトルを書くのがはばかられるとある本を買ってみましたよ。

CUT A DASH!!のフィギュア付き同人誌、とらのあな1号店やDカルトの様子からすると在庫が結構捌けているようで、補充が遅れていたりB級品だけだったり。
夏コミで買い損ねた以上もう手に入らないしと、私も先週5,250円で買ったわけですが、同志は多かったようですね・・・ まあ、レヴォで入手していながら、リペイントということでさらに再販バージョンを買った兵もいることでしょうけれど。

中古同人誌ショップの夏コミ新刊価格状況、奮った初値だった油屋が4,200円になっている以外はさすがにまだ大した値動きはなし。一律21,000円だったF4 COMPANYについては18,900~19,950円と微妙な値下げをしているショップはありましたが。
ところで、今まで一切見かけなかったFountain's Squareの新刊をついに某ショップで発見。ただ、お値段は12,600円、ヤフオクの相場(8,000円弱?)や、その横に陳列されていたF4 COMPANYが他店より高い26,250円であることを考えると・・・

その他、先週見かけなかったもので目についたのは、つづく(1,575~2,100円)、Ben's Works(6,300円)など。QP:FLAPPERの新刊は袋付きで3,150~4,200円なのを目にしてはいますが、ストラップ付きのを見かけないなあ、と。
それはともかく某ショップ、往来で持ち歩いたらタイーホ必至な紙袋付きのゴッドハンドの新刊が1,575円というのは身内的には上々のネタだったりするけれど、げんしけん第6巻・特装版の特典同人誌が2,100円というのはいかがなものかと・・・

本に挟む目的以外にどう使用するのかは知りませんが、水兵ききさんのクリアおしりしおりに釣られ、夏コミで買い損ねたとあるサークルの本(2,100円)をとらのあな3号店で買い、同人誌関係で本日使ったお金はしめて3,360円。
カタギのみなさんには理解できないでしょうがこれはまるで大した金額ではなく、例えばとらのあな1号店・四階のレジで自分の前にいた同志は15,000円以上をお買い上げ。オタクの散財甚だしい夏は、まだ続いていくようです。

Aug 19, 2005

TVアニメーション「AIR」 DVD Vol.5

AIR 5 初回限定版 「海に行きたいってその子は言ったの」
 「だけど、連れて行ってあげられなかった・・・」

決して叶うことのない夢を三人で語り合う旅の終わり、そして時を超えて神奈を救おうとする柳也と裏葉の思い。柳也には「まだ神奈の声が聞こえる」からこそ、やがて観鈴と往人が出会うことになるのでしょう。
そのようにして、空にいる少女の魂の救済、そして輪廻という、物語の根幹が提示される第9話はさすがに見応え十分。
(ネタバレにつき背景色テキスト→)矢に穿たれた八百比丘尼の胸をお手玉で隠すといった細かな描写も秀逸、翼人の物語は柳也と裏葉が見上げる空の中で、静かに完結することになります。

それだけに第9話のラストシーン、観鈴の「よーい、どん!」とタイトルバックはかなり不意打ち。
このセンスは凄いよなあ・・・と感心している暇のないままに、第10話のアバンタイトル、「私がいつも空みてる場所・・・」と、夕暮れの中で観鈴と往人が出会うシーンへと繋がるその構成には、さらに鳥肌が立ってしまいました。

観鈴がいつも一人でいた、一人ぼっちだった場所での出会い、そして始まったひと夏の物語を、「そら」の視点で遡る第10話。
描かれることのなかった観鈴と晴子の、そして往人、あるいは千年の時を経た柳也と裏葉の思いを激しく描き、そしていよいよクライマックスへと至ることになるわけですが、物語そのものもさることながら、はたして京都アニメーションがどれほどのものを見せてくれるのかもかなり楽しみにしています。
観鈴は夏の空を飛ぶことができるのか、そして「ゴール」はどのようなものになるのか・・・

 あともう少し
 もう少しだけ、夏は続いていく。


関連リンク
  TVアニメーション「AIR」公式サイト  http://www.bs-i.co.jp/anime/AIR/
  劇場版「AIR」公式サイト  http://www.air2004.com/

Aug 18, 2005

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050818

050818昨夜も軽く巡回、夏コミ新刊の書店委託や中古ショップの按配を確認してはいるのですが油断は禁物。なんの油断なのかはともかく、今日が自分にとっての所謂夏コミ四日目
残暑厳しい東京なれど、ちゃん様の購入列で水分を補給することもままならず、なんでいまだに目の前が東6ホール・・・(つД⊂) と死ぬ思いをした三日目に比べれば、と正午過ぎから夏コミの補完をするべく徘徊開始。

まずはとらのあな1号店で委託状況を確認。RengaworksJEWEL BOXペン禅一如KALMIAむうんるうらあ床子屋PASTA'S ESTAB.、レジ売りでは恋愛漫画家のグッズセット(2号店でも確認)など。
昨日見かけたもの以外で特に目を惹く新着はないなあと思ったら四階、平積みがそこだけ異様に低くなっていたので見落としかけたのは高速回転くじアン本。オタクのみなさん、さすがにこれを買わないわけには・・・なんでしょうね。

2号店では、1号店にはなかった偽MIDI泥の会御主人様本ややぶうち本舗の新刊を発見、後者は店頭在庫が残り2~3冊。高速回転を手に店内を一周した後ふと見たら、店員さんがどこかに移動させたようで消えていましたが、とりあえずメロンブックスにも入荷されているので、欲しい方はそちらで入手するが吉かもしれません。

そしてメロンブックスのみで見かけたのは、当然と言えば当然ですがまずはRIKI、あとはHeaven's Gateほっへ!!団夢よりすてきななど。
あと、あわや見逃すところだったのが松本ドリル研究所委員長本合同誌(TH2本)、会場で頒布した残りなのかなんなのか、平積みではなしに棚に5~6冊あるだけという状況。某中古ショップでは2,100円だったことだしと、ゲトしておくことにしましたよ。

中古同人誌ショップ五店舗に於ける夏コミ新刊の価格状況は以下(単位:百円/税別)。尚、御用達サークルの価格をチェックしていないのは、当ブログの仕様です。
  漆黒のJ.P.S. 20~60 (合同本) 20~40
  EXCLAMATION 40~60
  油屋 80~150       【ここまでの最高値は例によってあのショップ】
  CUT A DASH!! 40~60 (再販) 50~80
  70年式悠久機関 30~40
  ねこバス停 30~40
  MIX-ISM 20 (限定版) 35
  羊人 25~30
  Tear Drop 20~35
  life(本) 15~25
  オシャバン(二種) 10~15 [折本の方は最安値が600円]

かのF4 COMPANYはどのショップでも21,000円、貫禄ですね。そして問題はFountain's Squareで、どのショップでもビタ一冊見かけず。アリスルール恐るべし・・・
ていうか、「もしかしたらヤバイかも」と初動でゲトしてきてくれたYくん、君は ネ申 だよ・・・・゚・(ノД`)・゚・

CUT A DASH!!についてはまあどこのショップでも在庫は潤沢、問題はその値付けなわけですが、リペイント版フィギュア付きの再販は、レヴォバージョンが6,300~10,500円であることを考えるに結構お得なのかも・・・と自分に言い訳をしつつ、最安値のDカルトで再販の方を購入してしまいました。
夏コミでは新刊しか買えなかったことを含め、勝ち負けで言えば負けですが、レヴォ以来さんざんショーケースで8,400円なのをトランペットを欲しがる黒人少年のように眺めていたわけだしさ・・・というのも言い訳です。

上記以外では、スペースに行った時には完売していたちゅうにの新刊、あとlifeのCG集を昨日とらのあなで購入済み、使ったお金はしめて8,558円。
CUT A DASH!!の再販に5,250円払ったのはともかく、書店委託分だけだと3,308円というのは、「おまい、よく片手で持ってるな・・・」というぐらいの冊数、斑目くんもビックリというくらいの量を抱えてレジに並んでいる漢が散見されることを考えるに、つつましいもんだよな・・・(´ー`)y-~~

Aug 14, 2005

コミックマーケット68

050814戦地へと向かう途上の埼京線、およそ腐女子には見えないお姉さんのバッグから覗いていたのはカタログの裏表紙、コピックの広告・・・という清々しい八月の朝、夏コミ三日目。

我らが共同購入グループが最終的にリストアップしたのは約90サークル。
その中には、担当者が本の中身を確認して買う買わないを判断したり、暑いし臭いしマンドクサ('A`)とオミットしてもまあ・・・というものもあるけれど、三人(+遊撃人員一名)で70サークル以上を入手するのはかなりしんどそう。

ということで、本当に欲しいQP:FLAPPER以外は、顰蹙を買わない程度に頑張ればいいや (´ー`)y-~~ という黒い意欲とともに今夏も出陣。

自分の担当は東123ホールだったのですが、シャッター前配置となったEXCLAMATIONが新刊・既刊ともに一限ではどうにも・・・という以外は概ね順調。
漆黒のJ.P.S.STUDIO Z.MKALMIAといった壁サークルの新刊をゲトしたあとは島中を巡り、買わなくても怒られないサークルはぶっちぎった後、若干の個人的な買いものを片付けたところで東456ホールへ移動。

その神がかり的な列捌きにより、早い時間に特攻しなくてもどうにか買えることがもはや巷間に知れ渡っているCUT A DASH!!、「したぼく その2」だの「はらへった」だのとペンギンが喋っているスタッフTシャツ(・∀・)イイッ!と思いつつその大行列の最後尾に並び、さて、今回はどれくらい時間がかかるかしら・・・

ていうか、この暑さはヤバ過ぎ、スタッフが「具合が悪い方はいませんかー?」と何度か声をかけているのもギャグではないくらい熱中症ピーンチ。Tシャツがありえないくらいの汗にまみれているのもさることながら、ハンドタオルはもうなんかアンモニアの臭いがするよ・・・ ( つД⊂)

ちなみに同時刻、ねこバス停の購入列では「体調が危険だと思ったらホイミを唱えてください!」などとやっていたらしいのですが、MPは東123ホールで使い果たしていたのでとても無理。
幸い自分はいちばん外側の列に並んでいたので、道路側の売店の横まで行ったら飲み物を買おうと思っていたら、やがてそこには最後尾札を準備してもいいような行列ができてしまい・・・ orz

などとやりつつ並んだ時間は1時間15分、スペースでは売り子さんよりもむしろ購入者が追いつけないスピードで頒布が行われていたのがさすがとか、新刊しか買えなかったとかはもうどうでもよく、売店へダッシュしてぬるいアクエリアスを買い、一気飲み。やれやれ・・・

その後東123ホールに戻って、さっき買わなかった数サークルを補完したところでさすがにギブアップ、すでにTFTビルで涼んでいる友人にもう合流することにしよう・・・
撤収がてらガレリアの売店で買ったビールもぬるくてカナシス・・・(´・ω・`) ということで、腹いせに地元までタクシーで帰るというお大尽な真似をして、今年の夏コミは終わったのでした。

Aug 13, 2005

劇場版「AIR」DVD コレクターズ・エディション

劇場版 AIR コレクターズエディション

多用される画面分割や暗転、板絵は鬱陶しいだけで演出効果に繋がるものではなく、そして眉をひそめたくなる色彩設計のどぎつさは、空と海は美しく描かれなければならないこの物語においては致命的であるとすら言えるでしょう。

また、物語世界において「死」を描くのであれば、その理由は確実に提示されなければならない上、やはり作り手の技量で「見せる」ものであってほしいところ。
涙でしか悲しみの感情を表現することができないのか?といった点と合わせて、演出がどうにも稚拙に思えてなりません。

ただ、神奈と柳也の物語を、観鈴がフィールドワークで「空と海が見える街」の伝承をテーマにしたことで描くというプロットは上々、絵作りについても構図やカット割りに徒に凝ればいいというものではなし、そう声高に貶すほどのものではないでしょう。

いかんせん京都アニメーションのTV版が驚異的なクオリティであるために、どうしても比較してしまうことが間違っているのかもしれません。
それでも、劇場版ということで時間の制約があるのなら、ひと思いにひたすらイメージで押すような作り、構成にしてしまってもよかったのでは、という思いも少々。ストーリーを知らない人には不親切なものになるし、そうした手法で観る者を惹きつけるには、勿論作り手の器量や技量が要求されるわけですけどね。

ところで、特製ブックレットに収録された「もうひとつの物語」、シナリオの「本稿第二稿」は大幅に異なる内容になっており、そしてこちらの方がより詩情豊かに「現実と過去の交錯」を描いている印象。
「なにかを話しながら、人形を手で歩かせる往人」「草原を風を受けて走り出し、そして目を閉じる観鈴」というラストシーンも、凡庸に過ぎる実際の作品のそれに比べてよほど上等、コレクターズ・エディションを買い、このシナリオによる映像をこそ観たかったなあと思った人は少なくないように思います。


関連リンク
  劇場版「AIR」公式サイト  http://www.air2004.com/
  TVアニメーション「AIR」公式サイト  http://www.bs-i.co.jp/anime/AIR/

Aug 8, 2005

夏休み有明マンガ祭の件

夏コミ三日目の共同購入について打ち合わせをするべく、友人Uくん・Yくんと都内某所で待ち合わせ。
銀地にオレンジのワンポイントがまばゆいとらのあなの手提げ袋持参のUくんに「一緒に歩くの嫌なんだけど」とツッコむも、「こんなの、一般人はなんだか分かんねーよ」との切り返し。
仰ることはごもっともですが、ファミレスの順番待ちのベンチで「とらだよ。」を読むのはかなりやめていただきたいのですが。

それはそれとしてようやく席に案内された後は、まず腹ごしらえ。さらに、本題に入る前にネタとしてオタク検定試験に臨むも、難度が高くいまひとつ盛り上がりを欠いてみたり。
大体、シスプリに関する設問「最年長の妹が主人公に対して用いる呼称」を誰も分からないってのはレベルが低いよ、俺たち・・・ などと嘆いていてもしょうがないので、さあ、検討を始めましょう。

050808各々が持参したリストを突き合わせ、どのサークルを何部買うとか、ここは書店委託に賭けようとかを黙々と相談、購入計画を練るわけですが、当然ファミレスのテーブルの上にはサークルカットやらマップやらが印刷されたリストが広げられることになり、そして我々が周囲の目に臆することなど勿論ありません。

「実は買いやすかったEXCLAMATIONもついにシャッター前か・・・」
はぎやさんも今はアリスソフトだから、Fountain's Squareの書店委託は微妙かもね」
「生きてはいるんだろうけどつくりさん、今回は本出すのかなあ」
F4 COMPANYの名前を挙げても・・・ (東456は)とりあえずつづくlifeが買えればいいよ」
「で、ペンギンは今回も各自の自己責任ということで」

とぅいんくるはーと。は欲しいけど、西は三人(+遊撃人員一名)では無理だからあきらめて、東ホールに専念するのは決定。そしてリストアップされたのは、123・456ともに約30サークル。
各自の嗜好や入手難度を考慮して、どうメンバーを割り振るか・・・

今回初めて名前が挙がったサークルについては、各自当日までにサイトなりなんなりで確認の上、要不要を申告する必要もあり、この場で担当が確定することはそうはないのですが、とりあえず自分が123を担当するのはガチとのこと。

冬コミで思い切り目の前で刈り尽くされたorzサークルがいるというトラウマはあるけれど、二年ぶりに新刊を出すことが決まっているところとか、カットやサイトを見るによさげ、と初めて買おうと思っているサークルもこっちの方が多いし、「俺を456に行かせると暴れますよ?」とアピールしたりしなかったりした結果なわけですが。

ていうか冬コミも123の担当だったし、ノルマを消化してCUT A DASH!!に特攻したり、コソーリ某●●系サークルを買いに456に行く、といういつものパターンの方がミスも少ないだろうし、ね。
なにはともあれがんがろう。 (`・ω・´)

Aug 7, 2005

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050806

もしくは地獄((C)有馬啓太郎さん)を控えているせいなのか、酷暑のせいなのかは判りませんが、今日のアキバはなんか人が少ない感じ。午後のいい時間帯に、一階のレジに客が並んでいないとらのあな1号店ってのは久々な気がするなあ、とか。
まあ、商業にそうめぼしい新刊もないし、みかハラももうさすがに欲しい人には行き渡ったでしょうしね・・・

夏コミカタログはとらのあな1号店を除けばどの店もまだ在庫はそれなりにありそうなのですが、DO!BOOKSではCD-ROM版を早くも税込1,200円に値下げ。この週末にサークルチェックをしようと思っていた人にはお値打ちかも。

書店委託同人誌、既刊ではメロンブックスやとらのあなにゴッドハンドが数種再入荷されていたり、先行入荷されている夏コミ新刊では、大福けーじさんのハヤテのごとく!本がとらのあな1号店で残り一冊になっているのにへぇ・・・と思ったり、といったくらい。この時期でも案外思わぬ入荷があったりするからとチェックは怠らないわけですが、まあさすがに、といった感じですね。

ということで今日も古書同人誌の出物の物色。しかしそう目を惹くものはない上、K-BOOKSがフェアで配布した「めぐみるきゅ~」を某ショップが2,100円で売っているのになんだかなあとか思ったり。
ところで先週まんだらけで見かけたハウス オブ KARSEA大阪本、15,750円ナリがショーケースから消えていたのはともかく、エレベーターに掲示されていた買取価格が10,000円というのにはなんか感心してしまいました。

050806そのエレベーターがなかなか来ないので、イベントのチラシを眺めていたらオダワラハコネさんのイラストが。なんだろうと思って手に取ってみたところ、ANAフィギュア中心イベントとのこと。
やはり海洋堂は常に押さえていかないといけないわけか・・・

石丸電気・SOFT1に入るや渡されたチラシはハレンチ☆パンチというガールズユニットのイベントについてのもの。そっち方面は無関係なわけですが、萌え系のイラストに一瞬反応してしまった自分がなんていうか・・・orz

ということで、石丸電気・SOFT2で「AIR」DVD第5巻(初回限定版)と一緒に、オタク検定試験目当てにマガジンエルフィックスを購入。最後にゲーマーズを覗いて撤収するかと思うも、その店頭には遠目にも判るウサミミコスの女性が二名。
近寄らないことにしてラジ館へ入り、コトブキヤで「マックスファクトリー会長フィギュアは9月に発売延期か・・・( ´・ω・)」などとやってから帰路につくことに致しました。

Aug 6, 2005

死霊の盆踊り

死霊の盆踊り デラックス版酷い出来であるのならそれはそれとして楽しめるのでは、と史上最低の映画として名高いこの作品の破壊力をなめてかかった自分の愚かさをまず猛省。
なにせ二晩続けて鑑賞中に爆睡、明け方まで居間のモニターの前で寝ていられてはこっちまで睡眠不足だわ、と猫に怒られる始末。

そして今日こそは最後まで観るぞ!(`・ω・´) と気合を入れて臨んだ三日目、チャプターで黄金女から観始めて、もう結構な時間経ったよな、とDVDプレーヤーのカウンターを見るや約1時間、あと30分もあるのかよ・・・orz

などとやりつつどうにか観終えるもまさに苦行、死霊だかストリッパーだか知らないけど、女たちが本当にただ踊り続けるだけというありえない映画。
踊りの音楽が終わりそうになり、「やれやれ、とりあえずこの女のシーンは終わりか・・・」と安堵しかけるや転調、再度踊りが激しくなったりするのには絶望すら感じました。

いや、徹底的に馬鹿馬鹿しい話であるのなら、ホラー映画にはそういう側面もあるのだからそれこそカルト的な評価が与えられてもいいのでしょうが、黄金女のくだり以外はそりゃあもう踊り続けているだけで彼女たちにはなんのストーリーもなし。
その踊りにしても頭を抱えたくなるようなヘタレぶりで、初夜に夫を殺した花嫁に至ってはお前、そりゃ踊りじゃねえだろうという按配。

あえて言えば、ゾンビ女の体型やキョンシー踊りにはちょっと萌えられるものがあったりするのが・・・
いや、誉めてはいけない誉めてはいけない。誉めるとしたら、こんなものを作ったエド・ウッドとA・C・スティーブンの度胸くらいだよなあ、と。

そして特典映像の監督インタビューでA・C・スティーブン曰く、「映画産業は観客からの求めに応じた作品を作ってきた」「車の運転は常識が90%で技術は10%というが映画も同じだ」。
誰もこんな映画求めてねえし、どの口が常識を語るんだゴラとツッコミどころ満載、ていうか噴飯というのはこの人のためにある言葉では、とさえ思いましたよ。

そしてその特典映像も観てる途中で気を失い、かくして三晩続けてモニターの前で爆睡することになった次第でございます。


死霊の盆踊り  Orgy of the Dead
1965年 アメリカ
配給 ギャガ・コミュニケーションズ (日本公開:1987年)
製作・監督 A・C・スティーブン
出演 クリスウェル パット・バリンジャー フォーン・シルヴァー ウィリアム・ベイツ

Aug 2, 2005

伽や子のために

小栗康平監督作品集 DVD-BOX1957年の東京と北海道を舞台に、在日朝鮮人の青年と日本人の少女の悲恋を描いた物語。

もしくは在日朝鮮人であれ日本人であれ、登場人物がみな自分の在るべき場所を模索するそのこころ、その時代を、名匠・小栗康平ならではの視点で捉えた佳作ということになるのでしょう。

原作が宮本輝から李恢成に変われど作品の方向性は「泥の河」に相似している印象、しかし史実としてより暗い部分に触れようとするまなざしの高さはこの監督であればこそ。
在日韓国・朝鮮人の問題に関わっていた人々から、差別の実態、歴史が描かれていないという批判が少なからずあったとのことですが、それは日本人にとって映画から学ぶべきことではなく、小栗康平はその先に焦点を当て、この物語を紡いだように思われます。

しかし、観終えてまず感じてしまったのは「泥の河」ほどの鮮烈さは欠いているなあ、ということ。
安藤庄平のカメラは本作も観る者を惹きつけてやまないのですが、幻想的に描かれる祖国への憧憬など、朴訥とした演出の「泥の河」に比べて凝った映像が、こうした真摯な物語であれば余計なものに感じられてしまいました。

 「日本も朝鮮も嫌!」

 「戦争があっちこっちひっぱりまわしてくれたおかげで僕らは会えたんだ」

それでも主演の呉昇一(オ・スンイル)と南果歩の存在感、その熱演は輝いており、流れる水の音に耳を澄ます別離のシーンは、「邦画ニューウェーブ」以降の日本映画に於ける屈指の名シーンとして挙げられて然るべきでしょう。

そしてそれは、夜道で相俊(サンジュン)に駆け寄る伽や子や、大沼でのボートといった、二人が心を通わせていくシーンを積み重ねた結果。これほどのクオリティの作品を作り出せる映画監督は希有であればこそ、1時間57分は「本物」を目の当たりにする心地よさの中に過ぎてゆくことになります。


伽や子のために
1984年 日本
配給 エキプ・ド・シネマ
製作 砂岡不二夫
監督 小栗康平
出演 呉昇一 南果歩 浜村純 園佳也子 加藤武 川谷拓三

 ※ 「伽や子」の「や」は、「にんべん」に「耶」

Aug 1, 2005

夏季有明特殊書籍頒布会の件

夏コミまでもうあと二週間足らず、CD-ROM版カタログをGファンタジーアフタヌーンの下に埋めている場合じゃないな・・・と思い立った日曜の午後、アキバに行かずともこの時期の海鮮は忙しかったりするわけですが。

050801まずは冬コミ(コミケ67)のデータをインポート、同名サークルの処理についての確認ダイアログを適当にスルーしていたら、BLなサークルがリストに紛れ込んだりしてまあ素敵♪

すかさず削除、さらに未登録リストに流れたものの確認をした後、冬コミ後のイベントで知ったサークルをリストに追加して叩き台のできあがり。
これを元にこの週末、共同購入グループでサークルを追加したり担当を決めたりするのですが、とりあえずリーダーに「こんなもんでいかがでしょう?」とメールで送信。

・・・僅か2時間後に、サークルを追加したリストを送り返してくるのがさすがです。
早速確認すると、そのサークルカットがことごとくタマ姉シスプリなのが ( ´ー`)σ)Д`) だったり、儲ホイホイが仕掛けられた西館のリストが見当たらないのは仕様ですか?という気はするのですが、某アニメスタッフのサークルってここかあ・・・とか、あのゲームのゲンガーさんねえ・・・と、いつもながら半可通な私を啓蒙して下さるのはありがたいかぎり。

コミケ当日にとらのあなに委託するとの告知をしている(略)や、「無駄足誘発&好感度ゼロ」と、確かにもはやダミーサークルと化している(自粛)は今回は除外するぞと、すでに効率的な立ち回りを画策しているのもリーダーたる所以と感服することしきりです。

あとは冊子版カタログでいま一度地道なチェックに励むわけですが、こちらだとついマンレポを読み耽り作業が滞りがちになるのが悩みどころだ・・・と、この時期のオタクはやはり忙しく、ブログのオチも思いつかない次第だったりします。