12
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31

Jun 26, 2005

ザ・フォッグ

ザ・フォッグアントニオ・ベイが霧に浸食されるとき、百年の時を経て亡霊の復讐が始まる・・・

風光明媚な港町がじわじわと恐怖に覆われ、そして光る霧に飲み込まれてゆく描写もさることながら、ヒロインは灯台からラジオ放送で異常事態を知らせ、他の登場人物は町で亡霊に惨殺されたり逃げたり対峙したりする、という構成が見事。

ゴア・シーンは控えめ、特殊効果も今観るとショボい気はしますが、例えば評価の低い「パラダイム」なども、ゾンビはただウロウロするだけながら全編に漂う不気味な雰囲気は上等、「遊星からの物体X」や「クリスティーン」などと比べて派手さを欠くこうした作品でこそ、ジョン・カーペンターの力量を窺い知ることができると言えましょう。
その作家性を考えるに、「ヒッチコックの後継者」と称されたのはいかがなものかと思うわけですけど、ね。

ということでその出来のよさに、カーペンターとエイドリアン・バーボーが離婚したのは亡霊の呪いかしら・・・などと思ったり。といったベタなギャグはともかく、個人的なカーペンターのベストはこの作品。
初見は昼間にレンタルビデオで、だったのですが、観終えた後に部屋の窓枠のあたりに目をやるや、今にも霧が忍び込んで来るのでは・・・と、ゾーッとしてしまったことも忘れられません。


ザ・フォッグ  THE FOG
1979年 アメリカ
配給 日本ヘラルド
製作 デブラ・ヒル
監督 ジョン・カーペンター
出演 エイドリアン・バーボー ジェイミー・リー・カーティス ジャネット・リー ハル・ホルブルック トム・アトキンス ジョン・ハウスマン

この記事のトラックバックURL:

この記事へのトラックバック一覧です

ザ・フォッグ

コメント
コメントを書く