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Jun 28, 2005

ザ・ショック

ザ・ショック郊外の家に移り住んできたドラと優しい夫・ブルーノ、幼い息子・マルコ。そして次々に起こる超常現象、何かに憑かれたように奇妙な行動を取り始める息子。
その家は、ドラの前夫が怪死を遂げた家だった・・・

パッケージの裏面で「息子ランベルトの多大なる協力によって完成させたサイコ・ホラーの傑作」と謳われていることに、ホラーマニアは一家言ありそうな気がするのですが、個人的に「デモンズ」についてはヘリコプターのシーンで全て許すのでその点はスルー、DVDが再販されたのを素直に喜ぶとともに、黒沢清が「コッテリした情感」と表現したマリオ・バーヴァの映像センスを存分に楽しむことができる逸品、というのが観終えた後の第一の感想。

ゆっくりと現実が崩れてゆく恐怖、そのイメージを淡々と観客に見せ続けるというのはある意味大胆という気もしますが、目に見えない何かがそこにあるという描写、腐敗した手や動く調度品といった直接的な表現が相まって、独特の世界が供されていることにはある種の心地よさが感じられます。

さすがに今観ると古臭い印象は拭えませんが、ホラーではなしに「怪奇映画」として楽しむのがやはり正しい鑑賞方法と言えるでしょう。あるいは幽霊屋敷ものであること、徐々に妻が精神を蝕まれ、少年が変貌していくあたりから、「シャイニング」を面白いと思った人も楽しめるかもしれません。
イタリアンホラー独特の癖はありますが、ダリア・ニコロディが叫んでいるだけで十分恐いわけですしね。

ところで、裏面に解説のあるミニポスターが封入されているあたりがさすがは紀伊國屋書店、グッジョブと思うとともに、来月発売の「サスペリア」「サスペリアPART2 紅い深淵」も芸のあるパッケージが期待できそうだなあ、と。
この勢いで発売中止(?)になった「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」のオリジナル版も、凝った仕様で再販してほしいところですね。


ザ・ショック  THE SHOCK
1977年 イタリア
配給 日本ヘラルド
製作 トゥリ・ヴァージル
監督 マリオ・バーヴァ
出演 ダリア・ニコロディ ジョン・スタイナー デヴィッド・コリンJr. アイヴァン・ラシモフ

Jun 26, 2005

ザ・フォッグ

ザ・フォッグアントニオ・ベイが霧に浸食されるとき、百年の時を経て亡霊の復讐が始まる・・・

風光明媚な港町がじわじわと恐怖に覆われ、そして光る霧に飲み込まれてゆく描写もさることながら、ヒロインは灯台からラジオ放送で異常事態を知らせ、他の登場人物は町で亡霊に惨殺されたり逃げたり対峙したりする、という構成が見事。

ゴア・シーンは控えめ、特殊効果も今観るとショボい気はしますが、例えば評価の低い「パラダイム」なども、ゾンビはただウロウロするだけながら全編に漂う不気味な雰囲気は上等、「遊星からの物体X」や「クリスティーン」などと比べて派手さを欠くこうした作品でこそ、ジョン・カーペンターの力量を窺い知ることができると言えましょう。
その作家性を考えるに、「ヒッチコックの後継者」と称されたのはいかがなものかと思うわけですけど、ね。

ということでその出来のよさに、カーペンターとエイドリアン・バーボーが離婚したのは亡霊の呪いかしら・・・などと思ったり。といったベタなギャグはともかく、個人的なカーペンターのベストはこの作品。
初見は昼間にレンタルビデオで、だったのですが、観終えた後に部屋の窓枠のあたりに目をやるや、今にも霧が忍び込んで来るのでは・・・と、ゾーッとしてしまったことも忘れられません。


ザ・フォッグ  THE FOG
1979年 アメリカ
配給 日本ヘラルド
製作 デブラ・ヒル
監督 ジョン・カーペンター
出演 エイドリアン・バーボー ジェイミー・リー・カーティス ジャネット・リー ハル・ホルブルック トム・アトキンス ジョン・ハウスマン

Jun 23, 2005

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050623

「げんしけん」の第6巻、入荷が軒並み昨日だった神保町で特装版を入手してはいたのですが、アキバBlogを見るや _| ̄|○ なんでアキバ系書店がフライング販売をしているのさ・・・
あるいは神保町、お前はそれほどまでにヌルい街になってしまったのか・・・などと嘆きつつ、表紙違いの通常版、ていうかとらのあなの購入特典をゲットするべく、19時前に今日はアキバへ。

ということで、特典のイラストカードが三種類の中から選べる2号店へ。しかし二階へ上がりキャンペーン告知を見るや嗚呼無情、大野さんの絵柄の上には「配布終了」の文字が・・・(つД⊂)
新宿店か池袋店へ回ろうか・・・と思うも、やはりランダム配布だったら徒労であること甚だしく、ここはギャンブルするしか!と1号店へ。

050623レジに並ぶほとんどの人が特装版を抱え、店員さんも忙しそうに補充している中、予定通り通常版を手にしたのはいいのですが・・・
なんかその入荷数に腹立たしいものがあるし、1/3の確率を2/3に上げてやれと、特装版をもう一冊買うことにした私。
でも最近ツキがないからなあ、などと思いながらレジ待ちの列に並び、そしてゲットしたイラストカードは・・・スク水の大野さんと体操着の会長。
店員さん、ありがとう・・・・゚・(ノД`)・゚・

ちなみにメロンブックスでは特装版の平積みに迫力がなく、再入荷された「みかにハラスメント」ともども一人一冊限定。レジに並んでいる人々が手にしているのは、むしろ新刊が多そうだった1●禁マンガの単行本だったような気がしたのはともあれ、珍譜堂の志摩子さん本が再入荷されているのは大したものと思いました。

サンクリ新刊、書店委託で目に付いたのはとらのあなのFukufuku!Indico liteあたり。また、とらのあな1号店の三階ではマリみての新刊が充実していた印象。
ちなみに中古ショップにおける相場はと言えば(単位:百円/税別)、
 ・ bolze. 20~40
 ・ 珍譜堂 15~25
 ・ とぅいんくる月音こねこ 25
 ・ ハウス オブ KARSEA 10~30
 ・ 有葉と愉快な仲間たち 15~25
といった感じ。妙に幅があるのは某ショップが気合の入った値付けをしているからなのですが、この半分は書店委託するだろうに・・・といった感じは否めません。

と、そっち関係ばかりなのもなんなので、映画の新譜DVDをチェックするべく石丸電気へ。
まずはSOFT1、「山猫」コーナーは渋い!と思わざるを得ませんが、そこに何もないのは一体? 発売日が6/25だから明日入荷するのでしょうが、その後にコーナーを設けなさいよ、と。
それはさておき、再販された「レオン ダブル・パック」の平積みに、かつてなかなか捌けない状況を見て「予約して買った俺って・・・orz」と鬱になったトラウマを蘇らせつつSOFT2へ移動。
ヒロセを含め、「ザ・フォッグ」が見つからないのは自分の探し方が悪いから? 同時発売の「ニューヨーク1997」があるのだから、棚にないだけだろうと店員さんに在庫を訊いてもいいけれど、もう閉店間際だし、どうせ「ザ・ショック」を買いにまた来るんだしまあいいや。

などとやっていたらさすがに疲れた、もう帰ろう・・・と電気街口へ向かうも、最後にゲーマーズへ。ここで「交響詩篇エウレカセブン」のDVD付き限定版を購入した後、ようやく家路につき、そしてこうしてかなりイタい日記を書いているわけでございます。

Jun 22, 2005

木尾士目「げんしけん」第6巻 特装版

げんしけん(6) 特装版発売日(6/23)を前にしてamazonが在庫切れなのはともかくとして、マーケットプレイスでのお値段たるや只今(6/22 23:00)2,400円~5,000円。
開始価格は1,800円が相場のヤフオクの方がまだマシかもしれません・・・って「マシ」もなにもないわけですが。

本件に関して友人曰く「講談社なんだから『ちょびっツ』のようにそれなりの出荷量になるんじゃないかなあ・・・」。
確かにもっともで、とらのあなをはじめとするそういう書店には十分な入荷数がありそうだけど、例えば秋葉原のゲーマーズ本店では「予約不可」と掲示していたりしたことに危機感を感じたオタクの業で、フライング販売のメッカ・神保町へ。

第6巻の入荷は本日(6/22)ながら、しかし19時時点で靖国通り沿いの某書店にもすずらん通りの某書店にも特装版は見当たらず。
で、裏通りの某書店に行ってみたところ、レジ売りで一人一冊限定になっているのを無事ゲット。なんでこんな気苦労を・・・ orz

それはそれとして問題の特典はと言えば、八雲剣豪さんの手による「げんしけんの女性キャラ」が表紙というところがまずナイス。
本文については、個人的にいちばん面白いと思ったのは志村貴子さんのマンガだし、ももせたまみさんの描く荻上もかわいいしで、腐女子がいい仕事をしている感じ。
氷川へきるさんの会長&いづみがはわわ・・・な感じで拝めたのにも満足ですしね。

また「同人誌」であれば、うたたねひろゆきさんがトリを務めた上、内容も一応は男性向けになっているのも、ちゃんと考えて作られているなあ、と。

と言いつつ全体的には、同人誌と言うより「祝単行本!」とかでよくある寄稿を集めたようなもので、この第6巻が「げんしけん本」だとすると、そのゲスト原稿を集めたもの、といった印象。
むしろ同人誌的だと思ったのは、後書きが編集者と架空キャラによる対談形式で、(ノ`□´)ノ⌒┻━┻ などとAAが使われているあたりだったり。

あ、ちなみに単行本派の方は先に本編を読んでおかないとネタバレ危険です。

ということで本編を含め堪能したわけですが、表紙が違うことだし、スク水の大野さんのイラストカードがもらえることだしと、明日は明日でとらのあなに通常版を買いに行く予定の私。オタクの業ってやつは・・・


関連サイト
  アフタヌーンHome Page http://www.afternoon.co.jp/

Jun 19, 2005

サンシャインクリエイション28

050619池袋駅で待ち合わせをしたのは7時過ぎでありながらペナルティを考慮して、入場待機列の最後尾についたのは7時40分。

7時早々あるいはそれ以前に来場していたであろう、バスターミナルの一列目は後に回されるはず!と念じたところ、ペナルティが課せられたのはそこから階段下に持って行かれたと思しき100人程度。
余計なことを考えなければよかった・・・orz

ということで赴く先はDホール、レヴォで云う下の間。今年になって知った、あるいはサークルカットが気になった数サークルが自分の目当てで全て島中配置。
一緒に参加しているUくんの海鮮スキルは自分の比ではない上に、「初動はとぅいんくる月音こねこかなあ・・・」と言いつつ外周を担当してくれることもあれば、判断ミスは災いとまでは至らないだろう、と思いつつさあ開場。

大手サークルと違って購入列がないためスペースが分かりづらくウロウロしながらも、さすがに島中サークルばかりでなのであっという間に担当分は終了。
コピー誌の時限販売をするサークルはオミットしたからですが、あまりにも早すぎ。

Uくんをサポートするべくハウス オブ KARSEAに回ろうかなあ・・・と思いながらも、彼ならどうにかするだろうし、ホールの奥まで行くのが面倒・・・という後ろ向きな理由とともにbolze.に並んだのは開場して15分が経過したあたり。

三限であれば共同購入グループの一人、例大祭ではいい仕事をしながら今日は「琴線に触れるサークルがない」と不参加のYくんの分も買えるな・・・と思うやもうすぐ自分の番というところで一限に。

レヴォ・ファイナルでは同じようなタイミングで完売、またこのパターンですか・・・orz と思いつつUくんに「本当に欲しいのなら自力でおながいします」と連絡、レヴォほどではないにせよホール内が混雑してきたこともあれば退場することに。

中身をパラパラめくるやみな買っていくのが凄い・・・と感心してしまった、某島中サークルの御主人様本を出口付近で買った後はA1ホールへゴー。

こちらでの目的は珍譜堂の志摩子さん本の新刊。やはり階段を上るのね・・・と思いながらもスムーズに購入できたのは僥倖、これにて任務はすべて完了。
他のサークルのマリみて本を物色した後、アレへ特攻してみるか!とギャグでA23ホールへ行ってみるも当然の完売。

本当にすることがなくなったので、インポートマート入口の喫煙コーナーで缶コーヒーを片手に一服しつつUくんに電話してみると、オシャバンの一限コピー誌も二冊ゲットできているのがさすが、今はA23ホールで個人的な買い物をしているとのこと。

もう少し時間がかかるらしいので、自分もA23ホールへ戻ってウロウロ。
外周の某サークルの前を通りかかるや違和感を覚えたので机の上の頒布物を確認すると・・・じゃらや
東鳩祭の本を委託したのかなと思いつつ奥付を見ると今日の日付、しかも最近のこのサークルにしては珍しい1●禁の愛佳本。

最後に思わぬものがゲットできた・・・と喜んでいたところに、用は全て済んだ旨Uくんからの連絡が入り撤収決定(12時20分)、昼食及び仕分けのために某ファミレスへ。
我々の共同購入グループはサンクリとなると、例えば時限コピー誌を四人がかりで誰も入手できなかったりと、大体においてロクなことにならないジンクスがあるのですが、今日は上々の戦果でやれやれ。

サンクリから流れてきた客で溢れるらしんばんとらのあなゲーマーズを巡回した後にUくんと別れて帰路に。こうしてオタクの休日は暮れていくのでした。

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050618

山手線車内で母親が「いずみー!」と、幼い娘を呼ぶ声に反応してしまった私は人間の屑なわけですが、さて、電気街口を出て中央通りに向かおうとするや「どうぞー♪」と声をかけてくるエウリアン
そのセールストークを放送した今週の先端研はかなりグッジョブ。ラジオストアーのあたりから流れている「キャッチセールスにご注意下さい」とのアナウンスもオツに思える梅雨の谷間、絶好の徘徊日和。

とらのあな1号店、委託同人誌の新入荷で目に付いたものは、全部買っても840円の電脳電波発令所のペラ本三種と、きゅうん!きゅぷ!でお馴染み、八王子海パン突撃騎兵隊のレヴォ・ファイナル本くらい(再入荷)。
三・四階の棚に空きスペースが目立つのはまあやむなしではありますが、地下一階のショーケースまでがスカスカなのはいかがなものかと。明日はアレ以外、それほどのものはないでしょうし。

とらのあな3号店の六階、以前は1,575円だったSIONのレヴォ・ファイナルコピー誌が630円に大幅値下げ。ショーケースの中から出してもらうのも大儀だし、とスルーしましたが、某ショップでは今なお3,150円であることを考えるとなかなかお値打ちかもしれません。
五階ではQP:FLAPPER東鳩祭新刊が1,050円で棚に陳列されているのを発見。とらのあな池袋店では1,575円、某ショップでは2,620円、まして以前1号店でやはり1,050円だったのをスルーして後悔した経緯もあれば、今回はコンマ1秒で捕獲、レジへと向かいました。

メロンブックスでは本日から松本ドリル研究所タマ姉本を販売開始。薄い本だし、平積みの高さは有葉と愉快な仲間たちと比べるとさすがに常識的なものでした。
そして今日のレジ待ちの行列は、いつもながらの大したものに。並んでいる人々を観察してみたのですが、「ハバネロたんハウス 激辛真版」が人気のようですね。

060618石丸電気・SOFT2、「サスペリア」のDVDボックスなり単品なりの予約カードが準備されたのはまあ当然として、【 売れています! ホラー&ゾンビ 】という特設コーナーはかなりナイス。
キャッチコピーは【 「観なきゃ良かった」と後悔するのが癖になる。 】、モニターでは「ショーン・オブ・ザ・デッド」が流れていました。
かねてより、SOFT1からはホラーコーナーがなくなっており、SOFT2のホラー棚はこんな按配。ホラーマニアの店員さんは、SOFT2の担当になったんだろうな・・・などと妄想してみたり。

すもももももも」第一巻の増刷分、一限にしているとらのあなのポップはアキバBlogさまで拝見していたのですが、よく読み取れない赤い文字は「お願い・・・」であったことを確認、「本日もお勤めご苦労様です!」メロンブックスでは特に冊数制限はないようでした。

ぱにぽに」第七巻の購入特典、とらのあなのイラストシートは見本を見るになんか地味。今回は描き下ろしのポストカードが付くゲーマーズで買ってみました。
初回限定特装版を買ったわけですが、私の前でお会計をしていた人は通常版と合わせて二冊ご購入。俺ってやっぱりヌルいのかしら・・・などと思ったのはともあれ明日はサンクリ。さて、いま一度サークルチェックをしなければ!と、そのまま電気街口へと向かい帰路につきました。

Jun 18, 2005

これが私の御主人様 第10話
「これが私の王子様 !?」

これが私の御主人様 Vol.1 (初回限定版)さて、先週はクリアカードをもらってしまったことだし、録るだけ録って観ちゃいねえ分を片付けるとするか。このままだと「真月譚月姫」同様、第6話で挫折して放置、ということになるしな・・・ (´ー`)y-~~ という暴言とともに、第7話から第10話までをまとめて観た私。

一か月観ないで油断していたら第7話「これがいずみの♥♥♥ !?」、作画はいいわ、話そのものの出来もいいわ、で。アニメオリジナルの暴走が始まる話なわけですが、佐伯昭志脚本の有無を言わせぬ説得力で実に見せる仕上がり。
ハダ○エプロンもさることながら、「百合姉妹」だのパン○ラだの「ごめんなさい、いただきます!」だのと、安奈のキレっぷりもいい味を出していたり、だし。

しかし予想通りとはいえその後は・・・ 特に第9話のイベントを巡るくだりには観ていて痛々しいものすら感じざるをえず、どうせだったら徹底的にオリジナルをぶち壊す方向にすればむしろネ申なのに・・・とか思ったり。

そして佐伯脚本のこの第10話はやはりよくまとまってはいるものの、はたして残り二話でどうカタをつけるのか、その点がどうにも気になるために、誉めるべき点がサービスレベルが向上したみつきの入浴シーンくらいしか思いつかなかったりするわけですよ。

ということでわくわく♪しづらい状況なのですが、とりあえずは「やはり『ハチミツとクローバー』を観ておけばよかった・・・orz」とならないように、シリーズのラスト、キメるところはキメていただきたいものです。あ、手続きの難しい女のハァハァなシーンも心残りのないようなものを、というのもありますね。


公式サイト
  これが私の御主人様  http://www.gosyujinsama.com/
  GAINAX NET http://www.gainax.co.jp/anime/master/index.html

Jun 16, 2005

こみっくパーティー Revolution
第10話「オトモダチからはじめましょ」

050616オリジナルの設定や世界観を活かしたサイドストーリーをこそ見せてほしいのであって、テニスだのサバゲーだのを ピ ー な作画と寒いギャグで繰り広げるのはそろそろ勘弁、これなら毎回「勝負しましょう!」とか言ってる某アニメの方がまだマシだ、と憤懣やるかたないところ、詠美×あさひなら面白い話になりそう・・・と、予告編を観たときから期待していたわけですが。

ゲーセンで電波ぶりを炸裂させたり、あさひの身の上を妄想したりと序盤から飛ばすちゃんさまですが、「またメールしますね」を「またメールするね」と打ち直す、といった小技を利かせたシーンにまず感心。
詠美とあさひのキャラクターのギャップもちゃんと描いているし、詠美が「こんなのオトモダチメールじゃない」と言いつつ「仕方ないなあ・・・」と苦笑いするシーンがあさひの「ごめんなさい」に、また「海に向かってバカヤロー!」が海辺での二人のラストシーンに繋がるというふうに、この第10話はよくできた脚本で見せるべきものを見せてくれました。

また、閉場間際のこみパ会場、詠美がスペースに一人でいるシーンの妙な間、カット割りが意図的なものだったら大したもの。そうした細部を含めて今回はいい出来だったなあ、と。
CAT OR FISH !!がシャッター前ではない上、館内を向いての頒布はありえないだろうとか、1万部を島中に委託かよ!といったツッコミどころが用意されているのもナイスですしね。

ということで、第9話で千紗が「前線」を突破するシーンの無駄に気合が入った作画くらいしか誉めるところがなかったこの二週を考えると、なかなかに満足のできる内容だったわけですが、次週は予告編を観る限りまた・・・という嫌な予感を拭えないのがなんだかなあ、と。
少なくとも最終話だけは、第5話のクオリティを・・・と、祈らずにはいられません。


関連リンク
  こみっくパーティー 公式サイト http://www.comicparty-r.com/
  Leaf official HP http://leaf.aquaplus.co.jp/

Jun 14, 2005

山田悠介「ライヴ」

ライヴ感染した者を確実に死に至らしめるウィルス。
ゴールに辿り着きさえすれば、特効薬が手に入る。愛する人の命を救うために、彼らは狂気のトライアスロンに挑む・・・

デスゲームというかゼロ=サムゲームというか、要するに生き残りものが好きなのですが、高見広春「バトル・ロワイアル」を基準に考えてしまうのがどうにもいけません。

黒武洋「そして粛清の扉を」は新潮社+幻冬舎の第一回「ホラーサスペンス大賞」ということもあり、期待して読むもその出来たるや ピ ー だし、貴志祐介「クリムゾンの迷宮」はさすがに読ませるものながら、「黒い家」「天使の囀り」と比べると物足りなさを感じてしまうし、で。

それはそれとして、この本を書店で手に取り、トライアスロンのコースになっている目次を見ると、各章が「198/198」「117/198」「43/198」「7/198」・・・ これはもう買うしか!

序盤、三人組がバスで知り合うシーンにはこらこらと思いましたが、登場人物の設定はよくできているし、物語がテンポよく進んでいくのも好感。
42人とかきっちり描写して長尺にされるのはそれはそれでヘビーだし、と実に面白く読み進めた上、本に挟まっていたチラシに書かれている既刊「パズル」や近刊「ブレーキ」もやはり生き残りもの。寡聞にして知らなかった作家、そっちも読まないといけないかな・・・などと思っていたのですが。

登場人物各々のエピソードをきっちりとまとめることなく物語がクライマックスに向かっていくのが、まず不安を感じたところ。ていうか、折角上々の設定をしていたのに、なにをやっているんだ、と。
そしてその嫌な予感が的中、ラストはあまりにも弱すぎ。特効薬のためのレースが行われた理由そのものはまあよしとして、そこへ至る伏線や描写が弱いため、読む者を打ち響かせるものがないわけです。

ということで、もう二~三割枚数を多くして、そうしたところをしっかりと描いていればいい作品になったのになあ、と残念な思いが少々。まあ、この手のストーリーが好きな人であれば、とりあえず一気読みしたくなるレベルではあるのですけどね。私も2時間15分かけて一気読みしたわけですし。

Jun 12, 2005

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050611

まずはとらのあな1号店の三・四階をチェック。しかし、目についた新たな入荷はYELLOW TAGの画集くらい、他のフロアを含めて特に買いたいものはないなあ・・・と、一階でまろまゆポップを確認した後3号店へ移動。しかしこちらも特に食指の動くものはなし。
貞本義之さんの永久カレンダー(6/3~12)やら、クリアランスセール(6/17~26)やらのキャンペーンはいいけど、同人誌についてはとりあえずサンクリの後まで、このままの状態なんでしょうねえ・・・

と言いながら、メロンブックス入口の大量のチラシは6/18(土)から独占販売する松本ドリル研究所の同人誌(TH2本)になっていました。
ところで店内は今日もそれほどの混雑でもなく、レジに行列もなし。そこで折角だしと、行列に並ぶ人様の目があれば普段チェックすることのないエ■小説の棚を眺めてみましたよ。

眺めてみただけですよ?

すもももももも」第一巻は、amazonでは六月下旬の発送、とらのあな2号店でも品切中の掲示をしていたりするわけですが、ゲーマーズ本店の五階ではしっかり平積み状態。実は穴場なのか?

(私信) Uくん、件の東鳩本だけど、Dで2,620円に値上げされてたよ・・・ (つД⊂)

050612石丸電気・SOFT1に入るや「どうぞ♪」とメイドさんに手渡されたのは「これが私の御主人様」のB5サイズクリアカード。DVD発売記念キャンペーンで14~17時に無料配布があることは知っていたけど、まだ13時前ですよ?
あ、ど、どうも、でも、ボクは二階で映画の新譜をチェックしよう、と、ですね・・・ などと思いつつ、一緒に渡されたチラシに「メイドカフェが三階にオープン」などと書かれていたので様子を伺いに行くと、妙なオーラの漂うスペースが。敬して遠ざかった挙げ句、映画の新譜をチェックするのを忘れて退店してしまいました。

JR秋葉原駅・昭和通り口近くの公園には、誰かがあげた餌にパクつく猫二匹。悪くない光景だね・・・ (´ー`) と思ったのも束の間、そのそばのメイドカフェ・ぴなふぉあの店先で、メイドさんが三人ウロウロしているのを見て、さらに無意味にビビった私。ここにそんなものがあるなんて知らなかった・・・ orz

Jun 11, 2005

氷川へきる「まろまゆ」

「まろまゆ」&「JULY」この作品のためだけに電撃萌王を買うのは、いろいろな意味でキツいものが・・・ていうか、VOL.3のあたりで挫折しているので、ようやくの単行本化は喜ばしい限り。

ただ、よつばスタジオの装丁はネタとしてはなかなかだけど多少ベタ。

どうせなら「あずまんが大王」に似せた方が、「こみっくパーティー ビジュアルファンブック」あずまきよひこさんが描いたベッキーとメソウサの可愛さを見て鬱になったという氷川へきるさんも喜んだのでは?
・・・といった無理矢理なツカミはさておき。

「ぱにぽに」では姫子萌えなので、くるみが主人公というのは極私的な意味でも実に地味。
でも、体操着にハッピは萌えGメンが来るのは実にもっとも、とりあえずご飯が3杯は食べられるかと!

それはそれとして、電撃大や妖怪家族はツボだし、同時収録の「桃組っ !!」も面白いし、相変わらずのキレっぷりが十分に堪能できる内容。
とらのあな池袋店には平積みが6~7列あったのもむべなるかな、みたいな。

しかし、「萌え」を意識したりしなかったりという差異はあるものの、展開されるギャグは「ぱにぽに」と文法がほぼ同じ。
「こみっくパーティー」」と「終末の過ごし方」をモチーフにした同人誌「7 JULY」では詩的表現を織り交ぜて、シリアスなシーンを上手く描いていたそのセンス、力量を考えるに、そろそろ方向性が異なる作品が読みたいというのがもうひとつの感想。

商業で成功するのは喜ばしいことだし、来週発売の「ぱにぽに」第7巻もちろん初回限定特装版を買いますが、スパイシー大作戦の新刊をしばらく読んでいないこともあれば、とりあえずは「ぱにぽにだっしゅ!」をひとつの区切りにしてもらいたいなあ・・・と、その「基本的な性能の差」に惚れているファンは思ったりしたわけです。

Jun 8, 2005

サムライチャンプルー
ロマンアルバム

サムライチャンプルーストーリーを確認したいと思うことがあっても、公式サイトは未だに全話掲載していない上、目が潰れそうになるし・・・ということで迷わず購入。で、DVDのジャケットや雑誌に掲載されたイラスト、設定についての詳細な解説を織り交ぜつつ29ページにわたって紹介されているのにまず満足。「無駄にエネルギーを注ぎ込む」アイキャッチが概ね収録されているのも嬉しい限り。

渡辺信一郎監督のインタビューで面白かったのは、クライマックスに向けてのシナリオ打ち合わせで意見が分かれた際のエピソード。「川澄綾子が言うならそうだろう」と、彼女の意見がスタッフ間の統一見解になったとのこと。
「チャンプルー」は沖縄方言で「ごちゃ混ぜ」という意味、そうして関係者全ての意見を反映しながら、より面白いものを作ろうとしていたことは、そのタイトルに実に相応しいなあ、と。

自分が思い描く「動き」を表現するのにアニメーターたちが戸惑った、という話が興味深いのは中澤一登氏のインタビュー。既存のアニメーションの枠に収まらない、そのセンスが伺えるよう。
設定資料集の解説で、第15話「徹頭徹尾」の八葉を「『シティーハンター』のゲストキャラってこうだったかなあ、と思いながら描いた」と宣っているのはいかがなものかとは思いましたが。

ということで、作品の魅力を、関係者の声や企画・製作のドキュメンタリーを通して、その背景にあるものを知ることによって再認識できるのがこの手の本のよいところ。
こだわり抜いた音楽についての解説やアーティストインタビューも勿論掲載、各話の英語サブタイトルの解説や「SAMURAI‐C RECORDS」の仮想LPレコードのジャケット画像といった、細かなネタも満載されているので、サムライチャンプルーの世界に燃えたり萌えたりした人は、黙って買うが吉でしょう。

また、今夏発売予定の小説アンソロジー「BLOG THE サムライチャンプルー(仮題)」で、渡辺監督が第2話「百鬼夜行」に登場した殺し屋・犬山の話を書くらしいのはかなり楽しみ。
この作品に惚れた我々は、まだもう少しムゲンたちと旅ができそうな感じです。


公式サイト
  サムライチャンプルー : SAMURAI CHAMPLOO  http://www.samuraichamploo.com/index.html

Jun 5, 2005

TVアニメーション「AIR」 DVD Vol.3

AIR 3 初回限定版コンマ数秒まで綿密に計算されたカット割り、過不足のない演出効果を生み出す構図の妙。どちらかと言えば物語そのものよりも映像の出来映えを楽しみに鑑賞しているところがあり、そうした点でこの第三巻に収録された二話はちょっと期待はずれ。
第五話「つばさ~wing~」の冒頭、夢から覚めた往人に駆け寄る観鈴のカットや、第六話「ほし~star~」の美凪とみちるの別れのシーンは上々かなと思いつつ、それもここまで神がかった映像を見せられてきた故のラベリング効果では、と斜に構えたくなる気持ちが少々。

しかしシナリオは丁寧な作りで、本巻もスタッフの力量が感じられる仕上がりになっているのがこの作品の凄いところ。
心の中、その精神世界に在るものは何か。この先の物語に繋がっていくであろう観鈴のパニックもさることながら、どういう役まわりなのかよく判らなかったみちるを巡る描写が特に出色で。

「シャボン玉ってきれい。からっぽで、お空みたいで」という科白が、美凪と出会った日にシャボン玉の中で躍るみちるのシーンへ、往人の「観鈴、お前は笑ってろ」という言葉は、みちるの願い「世界がたくさんの笑顔でいっぱいになって」へと繋がってゆく、第五話・第六話の構成は絶妙。
そして星の砂に込められた願いは、もう一人の女の子へ。みんながあったくなって生きていけるように・・・

そんなことをつらつらと考えながら鑑賞したあと改めて、たくさんの星の瞬く夜空を見上げる美凪とみちるが描かれたジャケットを眺めるのはなかなか。そうした意味でも初回限定版はお値打ちと言えるかもしれません。
といったこじつけはともかく、第六話の引きはオリジナルを知らない人間にとってはなかなかに酷。とりあえずは第四巻を、ハイレベルな物語作り、そして映像を楽しみにしつつ待つしかないわけですけどね。


関連リンク
  TVアニメーション「AIR」公式サイト  http://www.bs-i.co.jp/anime/AIR/
  劇場版「AIR」公式サイト  http://www.air2004.com/

Jun 4, 2005

第55回 安田記念

050604桜花賞ではシーザリオ、ダービーではインティライミを一銭も買わなかった人間に取れるわけねーよ、こんなレース・・・という今年の安田記念。まして今日の夕方の豪雨で馬場がどういうことになるのかも微妙、現在(6/4 23:00)の単勝一番人気が大先生騎乗のダイワメジャー(6.1倍)といったあたり、みな混乱しているのでしょうけれど。

ということで、ダンスインザムード。「競馬」を教えつつデザーモが騎乗して二戦目、前走と東京実績は度外視して、昨年見せたポテンシャル及びマイル[3100]の適性に賭けよう、と。
晴雨兼用、Aコースも買い材料。コースについては昨年の結果のみを考えるのはどうかと思うし、ハイペース必至と言われていると案外・・・という気もするし。なにはともあれ鞍上がどうにかしてくれるでしょう。

相手本線は○サイレントウィットネス、香港勢ならボーナスの件もあればブリッシュラックを買うのが賢明なのでしょうが所詮通算連対率.424、こちらはあえて△評価以下にしようかと。いずれにせよボウマンズクロッシング以外の二騎は5/27の計量で20キロ近い馬体減り、当日の馬体重次第ではありますが。

東京マイルならアドマイヤマックスより下にはできず、アサクサデンエンもさすがに勝ちはしないでしょうが前走をフロックと考えるのは危険、評価。差し・追い込み勢からは、東京マイルで牝馬ワンツーの再現、というギャグ含みで△スイープトウショウ、ここまでを馬連・馬単で買って、あとは三連単の三着付けでテレグノシスとハットトリック、ダイワメジャーを押さえる感じで手広く行こうと思っています。

と言いつつ、このあと放送される競馬予想TV!で、市丸さんの予想を参考にさせていただくかもしれませんが・・・(弱気)


6/5 15:23更新
サイレントウィットネスの馬体重は550kg。前走比▲22kg、近五走の最低体重と比べても▲15kgにつき△評価に変更しました。(ちなみに538kgのブリッシュラックは前走=近五走の最低体重と比べて▲16kg)

アキバ・オブ・ザ・デッド on 050604

とらのあな1号店の三・四階、時期が時期であれば真新しい入荷もなく、東方祭も一段落の風情。
と言いつつ以前から気になっていた105円のペラ本を、さすがにその一冊だけ買うわけには・・・と、近くにあった適当な本ともども残り三冊のところで確保、知らないサークルを開拓してみたところから本日の徘徊の始まり。

とらのあな3号店へ東鳩祭月詠宴の出物を物色に行くも、こちらも特に目を惹くものはなし。週なかに1号店地下で1,050円で売られていたけど書店委託があるかも・・・とスルーしたQP:FLAPPERの新刊があれば今度は買おうかと思っていたのですけれど。
で、そのあと巡回したDカルトで1,500円で売られているのを発見。近くに陳列されていた沙悟荘のコピー誌(4,000円)に比べればまあ、と思わないでもないですが、これで買ったら勝ち負けで言えば負けだよな・・・ともう一度スルーしたことに後悔はありませんよ?

レジ待ちの列に並ぶことなく買い物ができるメロンブックスは久々。有葉と愉快な仲間たちありえない平積みもずいぶんと捌け、今週半ばにはまだ店頭在庫があるにはあった珍譜堂のマリみて本もさすがに姿を消している状況。
ところで今さら感じたメロンブックスの欠点は、レジに女性店員がいること。「ないしょのつぼみ」を買ったのですが、普通のエ■マンガやエ■同人誌より恥ずかしいものが・・・ヽ(`Д´)ノ

某中古DVDショップがホラーコーナーを新設。どれどれと品揃えを見ると、廃盤もなくそそられるところなし。売れているのかもしれないけれど、とりあえず「サスペリアや、「ザ・ショック」といった近々再販されるタイトルにまたぞろ妙な値付けをするといったネタを作ってほしかったところではあります。

その一方で笑わせてくれたのは石丸電気SOFT2。ホラーコーナー、棚の上に陳列している「食人族」4タイトルに添えた文句が「揃えてみました 食人族シリーズ 喰え 喰え 喰え。老舗がこの街のポップ合戦に参加しなくても、と。

今日の東京は空模様がかなり怪しく、四時を回った頃には異様な暗さ。早めに撤収するが吉と、予約していた「AIR」DVD第3巻(初回限定版)を引き取り四時半頃にJR秋葉原駅へ行くと、他のオタクさまも同じ考えなのでしょう、切符売り場は大混雑。そして五時少し前から豪雨が炸裂。
こういう場合に備えてプラスチックケースを常備するのはオタクのたしなみ、収穫物は無問題でしたが、ずぶ濡れになって帰宅した土曜の夕刻でしたとさ。 orz

すもももももも (1)

すもももももも~地上最強のヨメ~(1)武術家の息子でありながら武術の腕前はおろかまず勇気というものがない少年・孝士のもとに、同じ境遇でこちらは必殺技の限りをつくす少女・もも子が、最強の子孫を作るべく「子作りをしましょう!」と押しかけるところから始まる物語。

そして東西の武術家の抗争が勃発して二人のもとには全国から刺客が・・・と、タイトルから普通のラブコメだと思って読み始めてあれっ?となったのは私くらいかもしれませんがorzそれはともかく。

表紙につられて買ったりすると、本編におけるもも子の崩れっぷりになんだかなあと思ったりするわけですが、「必殺技」とか言わない委員長には萌えられるものがあり、巳屋本いろはの登場が待たれる第二巻ではそうした要素はなおのことではありましょう。

しかし肝心の物語そのものは、さすがにどこかで読んだような・・・といった印象。

「だってあの女竜出すぜ・・・」と怯える不良や喋るサッカーボール、武術家=変態というレトリックなど、ギャグの小技は面白いのですが、孝士がもも子をきっかけに強くなっていくといったプロットにせよ、やはり独自性を欠く感は否めません。

従い、この後のストーリーをどのように展開させてどのように見せるか、話題先行の嫌いがあればそこには読者を唸らせるくらいのクオリティが要求されるような気がします。
なにせ第一話がいきなり「私と・・・セッ○スしてください・・・」だったし、そうした点への期待もいまひとつ肩すかしでしたしね。

ところで秋葉原ではつつがなく品切れ、amazonも在庫切れで6月下旬発送予定とのこと。この点についてとりあえず言えることは・・・スクエニ、みかハラ商法はやめれ。


すもももももも ~史上最強のヨメ~ (1)
ヤングガンガンコミックス (スクウェア・エニックス)
大高 忍 (著)

関連サイト
  ヤングガンガン OFFICIALSITE http://www.square-enix.co.jp/magazine/yg/

Jun 3, 2005

ハツカネズミの時間 (1)

ハツカネズミの時間 (1)檻の中で歪められた日常。身体や精神を蝕む悪しき存在に気付いたその時、ハツカネズミたちは外界へと走り出す。

冬目景の新作は、いつもながらの圧倒的画力と緊張感を欠くことのない展開。
槙が平生感じていた違和感は桐子の意志の前に氷塊し、そして椋が予感した嵐が訪れる・・・

物語は決して急くことなく、例えば歪んだ現実からの遁走のはじまりを、茗が薬を飲もうとするのを槙が止めることで表現する、そうした繊細な描写を織り交ぜながら進行していきます。

そして、

 「この日常全てを失ったと・・・ わかっていたつもりだったのに・・・」 (「羊のうた」 第9話)

抗うことのできない宿命の前に崩れてゆく日常、そしてその先には絶望しかない「羊のうた」との対比の妙も、この作品の面白さのひとつかもしれません。
もちろん、愛とはなんぞや?な「イエスタデイをうたって」と比べるのもまた一興ですけどね。

しかし、「羊のうた」における血のエロチシズム、「イエスタデイをうたって」に覚える共感、といった付加要素を欠く点がやや物足りないところ。

まあ、それはまだ物語が加速していないことによるもので、この作者独自の世界観の発露はこの先にきっとあるはず、今はまたさらに掲載誌が変わるとかしてややこしいことになりませんように、と祈るくらいで十分でしょう。


ハツカネズミの時間 (1)
アフタヌーンKC (講談社)
冬目 景 (著)

関連サイト
  アフタヌーンHome Page http://www.afternoon.co.jp/